梅雨の晴間の充実の一日を折場登山口からの弓の手コースで往復登山で楽しむ
コースタイム(行動時間6時間50分) 単独
折場登山口8:45-賽ノ河原9:40-小丸山10:25~10:35-前袈裟丸山11:30-後袈裟丸山12:00~12:15-前袈裟丸山13:05-小丸山13:50~14:00-賽ノ河原14:40-折場登山口15:35
東名高速、首都高速、東北道、北関東自動車道と乗り継ぎ、みどり市に入り122号から林道小中西山線でようやく折場登山口に到着。
今日は、晴れ予報で天気も良いため道路脇はすでに多くの車で溢れている。
私も道端の一角に車を停め、手早く準備を済ませたあと、この階段から取り付く。
どの山でも見かける杉や檜の林はこの付近には全くなく、自然のままの新緑の木立の中を気持ちよく歩く。
途中、所々に咲くシロヤシオなどを楽しみながら25分ほど歩くと、急に西側の視界が開け目指す袈裟丸山が姿を現す。
尾根の上部になるとシロヤシオの数も増して、袈裟丸山を背にすばらしい景色を提供してくれる。
そして稜線近くの山肌にはアカヤシオなどのツツジも多いため、時折り足を止め景色を楽しむ機会も増える。
賽ノ河原が近くなる辺りではカラマツの芽吹きの中に鮮やかなアカヤシオがまぶしく写る。
登山口から1時間ほどで賽ノ河原に到着。
多くの登山者が休憩中だったので、ここは休まず行くことにする。
カラマツの林を右手に見ながら緩く高度を上げ、雨量計のある小さなピークを越えしばらく登ると小丸山の頂きに立つ。
ここは展望に優れ、左から前袈裟丸山、後袈裟丸山、中袈裟、奥袈裟と続く山波がはっきり確認できる。
そして北側には左手の皇海山とその右手の鋸山、その連なりに庚申山。
更に中央の奥にはまだ冠雪している日光白根山も確認できる。
小丸山での小休止のあと一旦大きく下り、鞍部の避難小屋を過ぎ再び登り返すと正面に前袈裟丸山の大きな姿が見える。
周囲は下草が笹で覆われた気持ちの良い山肌で、この付近から時折りシャクナゲも見られるようになる。
前袈裟丸山には登山口から2時間45分で到着。
今日は非常に多くの人出で、ここも多くの人が休憩中だ。
南側は開けて展望が良いのだが、今日は遠方は霞み気味でほとんど遠くの山波みを確認できないので、そのまま奥後袈裟丸山に向かう。
少しの間こんな花の間を縫って歩く。
山頂から少し下ると後袈裟丸山が目前に見える。その奥に連なる袈裟丸の山の奥には皇海山、更に日光白根山、そして袈裟丸山のすぐ左手の奥には武尊山の山塊も確認できるすばらしい展望だ。
八丁張まで下ったあと再び登り返せば山頂はもうすぐだ。
この鞍部は両側が鋭く切れ落ちているが、他では見られなかった小さな花も多く見られる。
下山時にゆっくり見ていこう。
また、八丁張の鞍部付近にも山桜が丁度満開で思いがけず季節外れの花をたのしんだ。
鞍部から山頂へは最後に笹で覆われた急斜面が待ち構えているが、前袈裟丸山からは30分ほどで今日の目的地の後袈裟丸山に到着。
狭いこの山頂にも7~8人は休んでいる。
残念ながらこの山頂からはあまり展望は得られない。
山頂で昼食休憩のあと帰路は道端に咲く花を愛でながらのんびり下る。
八丁張の鞍部にあった花達は
登山口着15:35、本日の行動時間6時間50分でした。
登山口前の駐車スペースにも車は大分なくなり、広々としている。
今日の温泉は、わたらせ渓谷鉄道の水沼駅に併設しているみずぬま温泉センターせせらぎの湯(600円)で汗を流してから帰宅することにした。
プラットホームに入口があるが、車では線路を渡って渓谷側の駐車場から温泉のある1階に上がってくる。
露天風呂とサウナも併設されていて、のんびり湯船につかり帰路につく。