西上州の秘峰3山を天丸橋から大山そして天丸山に登り、帳付山をピストンしたあと馬道のコルから社壇乗越を経て天丸橋に戻る標準的な周回コースを歩く。
コースタイム (行動時間 7時間25分)単独
天丸橋駐車場9:20-大山への分岐10:30-大山10:45~10:50-倉門山11:10-天丸山分岐11:25-天丸山11:40~12:00(昼食)-天丸山分岐12:20-帳付山14:00~14:20-馬道のコル15:20-社壇乗越16:15-天丸橋駐車場16:45
299号沿いの国民宿舎ヴィラせせらぎの横から野栗川沿いさかのぼり、この山域に近付くと正面に尖った大山の頂きが目に飛び込んでくる。
天丸橋の少し手前だが、思わず車を停めて撮影した。
天丸橋の駐車スペースに着いたとき、5~6台は置けると思われるスペースに先行車は2台だけだった。
対面にあるこの登山口から沢伝いに登山道が始まる。
しばらく沢沿いに高度を上げ、何度となく渡渉を繰り返していると写真のスチール製の階段で滝の上に出る。
ここまで、およそ30分だ。
この後は沢から離れ左手の尾根に取り付くと沢音が無くなり静寂に包まれ斜面は急傾斜となる。
次第に稜線が近くなるとコバイケイソウが芽生えた隣の沢を緩く登るルートとなりほどなく大山への分岐点に着く。
大山山頂が近付くと、岩場となるが眺めも良くなり新緑の山波を眺めていると気持ちが良い。
奥は両神山。
山頂からはこれから行く天丸山や帳付山が良く見える。
昨年12月に登った諏訪山も確認できた。
大山から天丸山の分岐に向かい倉門山を過ぎてアカヤシオが増えてくる。
登山道に落ちた花びらが鮮やかで綺麗だ。
天丸山分岐から少し下り、再び登り返すが、いきなりロープが設置された垂直の登りとなる。
最初だけ足がかりが少なく、ロープに頼り強引に登る。
天丸山の山頂へは分岐から15分ほどで到着。
丁度、お昼時なので、周辺の展望を見ながらアセビの花の横で昼食休憩。
山頂からは今登ってきた大山と左手に広がる上州の山波が美しい。
帳付山方面も大山からの展望同様素晴らしい。
天丸山からの下りを慎重にこなし分岐に戻った後、いよいよ帳付山への稜線歩きが始まり、馬道のコルから少し登り振り返ると特徴ある天丸山の尖った岩峰が確認できる。
帳付山へのルートは巻道が多く、時としてその道が迷い道で途中から消えている箇所があり注意を要する。
山頂に近付くころから稜線はアカヤシオで覆われてまさに春爛漫の様子だった。
山頂には天丸山分岐から1時間40分で到着。
ルート上にはアカヤシオの他にも、キバナシャクナゲなども見かけることが出来、花を愛でながらの登りだった。
山頂西側から見ると隣の諏訪山がすごく近い。
尖った三笠山のピークは良く目立つ。
そして東側には先ほど登って来た天丸山や大山のピークも良く確認できる。
山頂からの景色を楽しんだあと、少し休憩し下山。
山頂から馬道のコルまでは丁度1時間で下山。
コルからの馬道へは最初はこんな幅だが、直ぐに2人並んで歩けるほどの道になる。
ただ、途中幾つか枯沢を横切る所では道が荒れ気味だったり、倒木が道を塞いでほとんど整備されていない様子。
林道はこの先まで建設中のようで更に右手奥に続いている。
林道を歩くこと25分、朝の駐車スペースに帰り着く。
登り始めてから7時間25分で予定したルートを予定時間より少し早く戻れた。
帰りは299号の入口にあったヴィラせせらぎの温泉(JAF100円割引の500円)にてのんびり汗を流し帰路につく。