初日の荒沢岳、2日目の平ヶ岳に続いて最終日の今日は越後駒ヶ岳です。
二日間とも天候には恵まれませんでしたが、今日は青空が広がる絶好の登山日和になり、今までのモヤモヤが消し飛ぶ最高の山旅になりました。
コースタイム(行動時間8時間25分)
枝折峠駐車場5:00-明神峠5:30-小倉山7:05~7:15-百草ノ池7:55-駒ノ小屋9:00-駒ヶ岳山頂9:20~9:35-駒ノ小屋10:15-百草ノ池10:55-小倉山11:20~11:40-明神峠13:00-枝折峠駐車場13:25
枝折峠の駐車場は5時前にも関わらず8割くらいは埋まっていた。
今日は久々の晴天で気持ち良く駐車場をスタート。
まだ、陽は昇っていませんが雲が薄く染まって美しい景色を見せてくれてました。
そして更に少し歩くと、前方に目指す越後駒ヶ岳と中ノ岳へ至る山なみが見えるようになりました。
明神峠には枝折峠から30分ほどでの到着で、案外あっけなく着いた印象です。
枝折峠からの、このコースは山頂までの距離は長いが標高差は小さいため、なだらかな稜線歩きが多く、前方に徐々に大きくなってくる駒ケ岳を見ながらの歩きにあまり辛さを感じない。
歩き始めて2時間近く経ち、小倉山の向こうの山頂が大分大きくなってきた。
小倉山で少し休憩したあと、40分ほどでこの百草ノ池に着く。
池に近づくことは出来ないが、尾根の上のわずかな窪地にこの池は貴重な存在だ。
長い稜線歩きも、百草ノ池を過ぎた辺りから色々な高山植物が目を楽しませてくれます。
イワオトギリ アキノキリンソウ ミヤマトウキ コメツツジ
高度も上がってくると、台形の1993m峰の山肌の緑と雪渓のコントラストが美しい。
今は中ノ岳も雲はなく素晴らしい景色を見せてくれる。
山頂が近づくと次第に急な傾斜になり岩場が増えてくる。
そして、小屋から山頂へは、稜線の花々を愛でなが20分ほどの歩きで到着。
思ったほど人は少なく4、5人ほどが休憩中でした。
でも、昨日登った平ヶ岳方面は残念ながら雲の中のようで、確認できません。
もちろん稜線の先には中ノ岳も見えます。
ただ、手前の稜線があるので、後でこの稜線の端まで行って見てみることにした。
山頂でのひと時を楽しんだ後、花々を見ながら稜線散歩。
群落している花は少ないが、色々な花を見かけます。
キンコウカ イワショウブ ハクサンコザクラ オヤマリンドウ
平らな稜線の端まで来ると、中ノ岳に至る稜線の様子が良く分かります。
出来れば、あの中ノ岳もぜひ訪ねてみたいと思うような魅力的な山です。
下山にかかるころから徐々に雲海が湧き出してきました。
すぐ下には駒の小屋が美しく見えます。
改めていままで見かけた花を紹介します。
ハクサンフウロ コウゾリナ アカバナシモツケソウ ツルリンドウ
下山時に小倉山で昼食休憩を取りましたが、その時には上部は完全に雲の中で、山頂部を見ることは出来なくなっていました。
帰路は登山道から少し外れた道行山に立ち寄ってみました。
ここからは銀山平の集落とその先には奥只見湖も見えます。
ここから銀山平へ直接下る道もあるようですが、北ノ又林道の工事のため現在は行けないとの表示がありました。
13時25分枝折峠に到着です。
行動時間8時間25分で充実の山旅を終えました。