コースタイム(行動時間7時間45分) 単独
浜平登山口駐車場9:15-浜平分岐(湯ノ沢の頭)11:15-弘法小屋12:00-ヤツウチグラ(三笠山)12:50-諏訪山13:25~13:40-ヤツウチグラ(三笠山)14:10~14:15-弘法小屋14:45-浜平分岐(湯ノ沢の頭)15:35-浜平登山口駐車場17:00
地図はGPSデータの軌跡をGoogle Earthに乗せて表示させたもの。
下仁田ICから45号線(下仁田上野線)に入ると前夜に積雪があったようで、路面が雪で覆われ往来する車もみなノロノ運転で浜平登山口の駐車場には予定より30分以上遅くなってしまった。
もちろん駐車場には他の車は見当たらない。
手早く身支度を済ませ出発とする。
神社の鳥居を下り木橋を渡った所に、この諏訪山登山道入口の案内板があったが、沢沿いに付いていた道が雪で埋もれて気付かず右手の登り傾斜の道に入ってしまった。
結果的にその道は墓地に通じる道で結局またここまで引き返し、良く見ると沢沿いに道があることを確認し左手の道に進む。ここで5分程のロス。
湯ノ沢の左岸を15分ほど詰めると最初の渡渉地点があり対岸に移る。
その後も小さな橋を含め何度も渡渉を繰り返すが、時折り赤テープを探さしながらルートを確認しなければならない状況が増えてくる。
沢筋から離れるとつづら折れの登山道はしっかりしているが傾斜が急で滑りやすくなったため、アイゼンを装着する。
沢を詰め切り 湯ノ沢の頭からの支稜に出ると、目前に三笠山の姿を初めて目にすることができる。
稜線に出た後は途端に雪質が悪く、アイゼンの下にすぐダンゴが出来歩きづらいことこの上ない。時々、雪を落としながらの歩行となり先が思いやられる。
湯ノ沢の頭着11:15。
登山口からは2時間丁度で、コースタイムより30分も遅くなったので、ここでも休憩なしで先へ急ぐ。
稜線上しばらくは日当たりが良いせいで相変らずのダンゴ落しを強いられたが、ルートが西側に変ってからはサラサラの雪質になったものの、逆に雪の下に隠れた岩に足を取られることも多くなり気を許せない。
前方の三笠山のピークが次第に大きくなる。
弘法小屋着12:00丁度。
老朽化が激しく殆ど役に立たない状況だ。
弘法小屋から20分ほどでアルミ製のはしごが2箇所設置された岩場に着く。積雪もあるが階段が埋まることもなくとんど問題ない。
階段を登り詰め三笠山の手前のピークに立つ。
先ほどのピークから15分ほど、12:50に三笠山山頂着。
この山頂からの展望は良いのだが強風で寒さがこたえるため、展望を楽しむのは下山時とし、すぐに諏訪山へ向かう。
三笠山からはその諏訪山が前方に確認できる。
三笠山の南側のロープの付いた岩場も足場を確認しながら下れるので、見かけほど苦労せずに下ることが出来た。
むしろ諏訪山の登りの岩場の方が積雪で隠れた足場を選びながらの登りとなったので時間がかかった。
結局、三笠山から35分。 13:25分に諏訪山山頂着となった。
ここで、風を避けた場所で初めての休憩を取り、昼食とする。ただ、日没前には下山したいため手早く昼食を済ませ15分ほどで下山とする。
山頂から丁度30分で三笠山まで下山。 ここで、改めて周囲を展望。 雲に隠れているのか浅間山までは見ることは出来なかったが、西上州の鹿岳や荒船山などと特徴ある山々を確認。
そして遠くには榛名山の山域などすばらしい展望を5分ほど楽しみ下山とする。
三笠山の手前のピークで改めてすぐ東側の綺麗な山並みの中に天丸山を確認。
良く見ると奥に両神山の姿も確認できた。
この後は展望の良い場所はなく、登って来たときの踏み跡を忠実にたどって下山という気の弛みからか、倒木を跨ごうとしたとき、アイゼンをスパッツに引っかけ見事に転んでしまった。
幸い、大事には至らず事なきを得たと思ったが、少し足をひねったようで膝に少し痛みがはしる様になる。
その後、幾分慎重に着実に下山を心掛け、途中1回の休憩をはさみ予定より少し遅れたが、何とか日没前に駐車場にたどり着くことが出来た。
結局、今日は遠目にカモシカと思われる動物が走り去るのを見ただけで、雪面に残された色々な動物の足跡を見ながらも間近には何の出会いもなかった。
この後、近くの浜平温泉しおじの湯にてのんびり温泉に浸かりゆっくり帰路につく。