保土ヶ谷~戸塚~藤沢まで 2010/4/10(土)
前回の旅の終了地点の相鉄線の山王町駅前に降り立ち、引き続き保土ヶ谷宿をから藤沢宿までの旅を楽しむ。
今週はまだお花見も楽しめそうなので、それもまた楽しみである。
天王町駅前にある公園の帷子橋を模した橋。
休日の朝、まだ人もまばらなこの公園からスタート。
保土ヶ谷周辺にはお寺さんが多かったが、特に左の大連寺は登り詰めた階段の奥に広がる手入された綺麗な庭が印象的だった。
横須賀線の踏切りを越えて国道1号線に突き当たった場所に、保土ヶ谷宿の本陣の通用門が現存している。
復元想像図を見ると非常に大きく立派な本陣であったことが伺える。
権太坂は箱根駅伝の中継でも難所として紹介されるが、旧東海道の権太坂は住宅街の中を上がる坂で、傾斜は思いの外緩やかなものだ。
境木地蔵の境内には大欅がありその傍らにかわいらしい手水舎(ちょうずや・てみずや)があった。
普通は龍とか亀とかの動物が多いのだが、ここは子供が水浴している桶から汲み取るものになっている。非常にほほえましいもので、つい顔がほころぶ。
焼餅坂を下ったあと、少し登り返したところに信濃一里塚がある。
この一里塚は日本橋から9番目の塚で、道の両側にほぼ昔のままの姿で現存している塚は神奈川県内ではここだけだそうだ。
案内によると、一般的に一里塚は大きさ約5間(9m)四方で塚の上にはエノキやマツが植えられたそうである。
信濃一里塚から3Kmほどで大山詣の大山道入口を過ぎてすぐ、不動坂の桜を見ながら旧道に入る。
ここからようやく戸塚宿となる。
左手の狛犬は雌なのか足元に子犬を置いたデザインで、これも珍しいものだ。
冨塚八幡宮から特別な見所もなく、ひたすら歩くこと6Km少々 大分疲れ気味となったころ遊行寺に着く。
境内は桜が満開だったが、このしだれ桜は満開にもう数日と云う様子ではあったが、見事な枝ぶりだ。
今回の旅はこの後、常光寺や妙善寺を初め白幡神社など藤沢宿の中に点在するお寺さんをめぐり小田急線の藤沢本町駅から帰路についた。
今回は食事時間を含め丁度8時間、39,699歩と予想以上に歩いてしまい少々疲れた。