名郷から妻坂峠を経て武川岳(たけかわだけ)そして二子山への往復登山
コースタイム(行動時間5時間40分) 単独
妻坂峠登山口9:00ー妻坂峠9:25ー武川岳10:00ー焼山10:45ー二子山11:20~11:40ー焼山11:15~11:25ー武川岳13:30~13:40ー妻坂峠14:05ー妻坂峠登山口14:25
名郷から山中林道に入り妻坂峠登山口近くの道幅の広い場所に車を停める。
林道終点は駐車スペースが少ないと思い、少し手前で停めた。
林道を遡ること10分弱で、林道終点の登山口に到着。
ここは、丁度 沢が二又に分岐している地点になっている。
妻坂峠への登山道は堰堤手前の細い鉄橋を渡って入る。
しばらく沢沿いの道だが、次第に植林地の中をつづら折りに高度を上げる。
妻坂峠へは登山口から25分で到着。
途中の登山道でも何本かの倒木はあったが、峠付近は特に多くの倒木で覆われている。最近の強風で被害にあったのだろうが、峠は風も集まり易いためなのだろう。
峠から武川岳へは少し広い直線的な尾根を行くが、上部は岩場まじりの自然林の中で気持ちがいい。
今回の山旅で武川岳の西側山頂付近にカタクリの群生地があり4月から5月にかけて楽しめるとあったので、楽しみにしていたのだが、山頂近くから注意深く見ていたが、結局山頂に至るまで花はおろか芽吹きさえも確認できなかった。
武川岳山頂10時着。妻坂峠から35分。
ここからは正面の武甲山も木に遮られて展望はイマイチだ。
今日は二子山までの往復のため休憩をとらず、まずは途中の焼山を目指す。
武川岳から最初のピークの蔦岩山を越えて振り返ると先ほどのどっしりした武川岳の全容を確認できる。
途中稜線の右手下に林道を見ながら、アップダウンを繰り返し林道が登山道から離れると一登りで焼山に着く。
この山頂からは西側の展望が良く、正面の武甲山が目の前に見える。
それにしても、この山の採石の跡は予想以上に広い範囲に広がっており、将来、この山がどうなるのか心配になる。
尾根の先には目指す二子山が初めて目の前に姿を見せてくれる。もうそう遠くない。
焼山から急傾斜を大きく下り、また少し登り返すアップダウンを何回か繰り返し最後の岩場を登り二子山雄岳山頂着。
焼山から35分だった。
この後、雌岳へも登らないと二子山に登ったことにならないため、雌岳へ向かうが、このピークは樹木で覆われ展望はほとんど利かないため、山頂の地を踏んだだけでまた雄岳に戻る。
雄岳山頂も西側が開けているため武甲山と奥の両神山の景色を眺めながら小休止とする。
帰路は往路をそのまま引き返すことになるが、途中焼山のピークを過ぎた後、すぐ下の林道に下り歩くことにした。
これで、稜線を忠実に戻るよりピークを越えるアップダウンが2度ほど割愛出来たので、少し得した気分になる。
林道が尾根から離れるポイントで再び登山ルートに戻り武川岳を目指し13:30山頂に到着。
林道歩きの効果か二子山からコースタイム2時間25分のところ、1時間50分での到着だった。
山頂でちょっと面白いオブジェを発見 人物の横顔とおぼしきものは初めてのケースだ。
ちょっと長すぎる帽子をかぶってはいるが・・・。
10分ほど休憩の後、下山開始 下りながらカタクリの花探しをしていたら、10分ほど下ったポイントで何と2株のカタクリを見つけ嬉しくなる。
今回、期待はずれに終わったものとあきらめていた中であったので、2輪の花であったが目的が果たせたようで嬉しい。
結局、花はここで見つけたものだけで他では全くお目にかかれないまま妻坂峠到着。
今日は、思いの外早く下山できそうなので帰りにまた「さわらびの湯」でくつろいで帰るつもりで登山口までのんびり下る。
登山口着14:25。 更に5分ほどで駐車地点で、二子山の往復5時間40分の山旅だった。