コースタイム (行動時間 6時間15分) 単独
景徳院駐車場9:10~9:15-大鹿峠10:40-お坊山11:52~12:03-米沢山12:38-笹子雁ケ腹摺山13:47~14:00-登山口14:55-笹子駅15:30=景徳院駐車場16:00
笹子雁ケ腹摺山にどこから入るかまよったあげく景徳院からの往復と決めた。が、よく考えると積雪期のこの時期にはちょっと無理があった。
景徳院の駐車場を9:15に出発。大鹿峠への道標に導かれながら民家の庭先を抜け田野氷川神社の鳥居をくぐって神社の脇から山道となる。すでに道は雪道になっているが、しっかりとトレースされている。
途中アイゼンを着用。このコースには高圧線鉄塔が多くあり1/25000の地図にて現在地の確認がすぐ出来る。(5万分に1の地図にも高圧線を記入して欲しい・・・)
大鹿峠までは1時間25分でコースタイムより15分早く順調。
しかし、この稜線からお坊山への道が大変。いきなりトレースがなくなっており、深い雪をかき分けるラッセルを強いられることになった。今日はこのまま引き返すしかないかと思いながら登っていると、左手からのトレース跡と合流。どうも峠からの取付きが違ったようだ。この調子なら何とかなるかと思い直す。しかしこのトレースは夏道と違い笹子側の斜面を巻くように造られ、途中、迷わせる分岐などもありルート確認に予断を許さない。また、トレースはどうも先週あたり付けられたものらしく、新たな風で吹き飛ばされた雪がトレースをかき消し、かなり雪深くなっている場所もあり所々で苦労を強いられる。
お坊山11:52着。大鹿峠から1時間10分だ、ここではコースタイムの50分に対し15分遅れだ。南面の雪のない場所でお握りをほお張りながら休憩していると、反対側から登ってくる2人と会う。この先トレースはしっかり付いているようだが、米沢山の間にピークが二つありアップダウンが激しい。12:03山頂発、
米沢山12:38。順調だ。米沢山から笹子雁ケ腹摺山も下りに鎖場、登りは雪深い所ありアップダウンは多い。
苦労しながら山頂着13:47。稜線上に出てからはコースタイムより早いベースだが、ここから景徳院に戻るには時間的に無理があるし、風も強く雪まじりの天候のため、小休止のあと笹子に向け下山することとした。
やはり南面のルートは雪が少なく登山口まで55分で順調に下山。更に国道を歩くこと35分笹子駅到着。丁度15:33の下り電車まで5分というグッドタイミングだ。笹子トンネルを抜けるとすぐ甲斐大和駅でここから電話で呼んだタクシーで景徳院の駐車場に戻る。
せっかく景徳院に来たのだからと境内に足をふみ入れる。
古い山門がみごとだ
傍の桜の古木が名木のようだが、今は木肌のみで寒そうだ。
今日は近くの やまと天目山温泉 に行く。温泉の規模は小さいが、アルカリ度の強い湯は肌がつるつるし、いかにも温泉という雰囲気に浸れる。塩山に帰るという温泉客もいた。塩山付近にも沢山の温泉があると思うが、それだけここが魅力的と云うことかもしれない。