甲州街道を歩く旅3日目は、八王子駅から小仏峠を超え藤野駅までの歩きとなりました。
場合によっては相模湖駅までとも思っていましたが予定通り藤野駅到着です。
2022/5/28(土)単独 行動時間 9時間25分
八王子駅 7:40-高尾駒木野庭園9:50~10:05-小仏峠12:30-小原宿本陣13:55~14:15-藤野駅17:05
追分町交差点の一角に文化八年(1811)に建立された追分道標があります。
「左甲州道中高尾山道」「右あんげ道」と刻まれています。
あんげ(案下)道と呼ばれていた道は現在の陣馬街道です。
甲州街道沿いのイチョウ並木は大正天皇の御陵造営を記念して昭和4年(1929)に植えられたものですが、強い日差しを遮ってくれ大変有難い存在でした。
長安寺です。
本堂へ続く参道の敷石が昭和初期に市内を走っていた路面電車の敷石とのことでしたので立ち寄ってみました。
びっしりと敷き詰められた敷石はすっかりなじんでおりました。
日本橋から50Kmのキロポストを確認。
西浅川の交差点を右折するとすぐに高尾駒木野庭園がありますが、ここは八王子市が管理する入園・入館無料のスポットですので立ち寄って休憩としました。
日本庭園には錦鯉が泳ぐ池や枯山水の庭などもあり静かな一時を過ごさせていただきました。
小仏関跡です。
関所の通過は、手形を番所の前にすえられた手形石にならべ、もう一つの手付き石に手をついて許しを待ったという。
「小仏関跡」の石碑の前にその「手形石」と「手付石」が残されています。
旧甲州街道も駐車場の奥の車止めから先は山道です。
駐車場から35分で小仏峠到着です。
高尾山方面に少し歩くと寛政七年(1795)建立の高尾山道標がありました。
ハイカーで賑わう峠を後に静かな小仏峠西坂を下ります。
明治21年(1888)に大垂水峠に甲州街道が開設されるまではここも
賑わっていたようですが・・・
小仏峠からの山道もここで終了です。
小原宿本陣です。
神奈川県下で現存する本陣はここ小原宿だけとなっていると云うことでゆっくり見学させていただきました。(無料)
相模ダムと相模湖大橋を見下ろす地点にやってきました。
左の山が嵐山、中央奥に石老山その右にお正月に登ったばかりの石砂山などお馴染みの山々が見えます。
相模湖駅のホームを俯瞰する地点を通過します。
與瀬神社(よせじんじゃ)へは中央高速道を跨ぐ格好で階段を登り、慈眼寺の横にある鳥居を潜ってもまだ先は随身門が控えておりキツイ。
ようやく本殿に到着し小休止です。
この本殿の左手は明王峠へのハイキングコースになっています。
参拝を済ませ、下りは女坂としました。
中央高速の下を潜る道はひどく狭いものでした。
ステンレスの配管とフェンスに挟まれた人ひとりが何とか通過できるようなものです。
街道から美しい勝瀬橋の上に日連れアルプスの山々が一望できました。
橋のタワーの上が日連山で、右手に峰・金剛山と連なります。
最後にかっての旅籠藤屋跡が藤野町の郷土資料館として運用されていますので見学させていただくつもりでしたが、開館は4時までということでした。
この後、藤野駅まで歩き予定通り3日目の歩き旅を終えました。