甲州街道歩き旅の2日目です。
上高井戸宿烏山から八王子駅までを目標に歩き始め、何とか目標達成です。
2022/5/5(水)単独 行動時間 9時間40分
千歳烏山 7:30-府中高札場11:50-日野駅前15:10-八王子駅17:10
千歳烏山駅前から歩き始め、まず仙川一里塚跡碑を確認。
江戸日本橋から五里目の塚で三鷹街道との交差点に当たる場所にあった塚です。
野川に架かる馬橋を渡ります。
ここから布田五ケ宿の最初の宿場「国領宿」です。布田五ケ宿は、国領宿・下布田宿・上布田宿・下石原宿・上石原宿の5宿の合宿で本陣・脇本陣もなく、日本橋から近いため間の宿的な色彩が強い宿場だったようです。
蓮慶寺(れんけいじ)の山門です。
3代将軍家光から御朱印地を賜り、以来歴代将軍の菩提を弔う御朱印寺として赤門と住職の乗籠が許された日蓮宗の寺院ということで、大きな
葵の紋が印象的でした。
その赤門は冠木門(かぶきもん)部分だけ参道脇に保存されています。
水木しげるさんが暮らした調布市には鬼太郎駐輪場前の郵便ポストも妖怪になっていました。
西光寺仁王門です。
この仁王門は正面両脇に仁王像が安置され、しかも楼上に銅鐘を釣る鐘楼門でもあるもので、西光寺中興の弁雄が宝永年間1704~1710)に建てたと記されており、釣鐘にも弁雄の名前が記されているようです。
西光寺仁王門の左手には近藤勇の座像がありました。
2001年に、没後130年を記念して地元の「近藤勇と新選組の会」によって建てられたものです。
大國魂神社はお祭り真っ盛りで大鳥居の手前から両側に屋台が並び、拝殿の前も参拝の人々の列で大変な人出でした。
くらやみ祭の最中とゆことでしたが、ここまで賑わうとは驚きです。
府中の高札場は、旧甲州街道と府中街道の交差する場所にあり、屋根を有する札懸けで、これに六枚ぐらいの高札が掛けられていました。
本宿村の秋葉大権現常夜燈。
毎夕刻持ち回りで必ず火をともして無事を祈り隣りへと引き継いでいたようです。
街道沿いにはこの本宿村のほか、上谷保村、青柳村の常夜燈も現存していました。
谷保天満宮です。
甲州街道から表参道を進むと奥の鳥居からは階段を降りるようになっていて本殿、拝殿などがあります。
このように下に降りる神社は珍しいですが、これは、かっては甲州街道が境内の南側を通っていたことによるものでした。
日野の渡し碑です。
「万願寺の渡し」に代わって貞享元年(1684)から運用を始めた日野の渡しも大正15年(1926)の日野橋の架橋でその役目を終えたようです。
立日橋(たっぴ ばし)で多摩川を渡ります。
都道立川日野線に架かる橋で、頭上を時折り多摩モノレールが走ります。
日野宿本陣は有料公開(¥200)されています。
もともと脇本陣だった下佐藤家の住宅でしたが、幕末に上佐藤家とともに本陣になりました。現在の建物は1864年末に再建したもの。
永福稲荷神社に立ち寄りました。
境内に江戸中期に活躍した八王子市ゆかりの力士「八光山権五郎」の石像があります。
この神社はこの力士によって1756年に再建し、落成当日に相撲を奉納したとあります。
この後、八王子駅まで歩き上高井戸宿からおよそ9時間40分の歩き旅を終えました。