石垣山に登る途中で早川石丁場を見たかったのですが、駅から車道を歩いて登ってしまったため、結局石丁場は確認できず通りすぎてしまいました。あとで、調べてみたら途中から右手の歩道に入る必要があったようで、下調べ不足でした。 石垣山城は豊臣秀吉が小田原征伐の際に築いた城で、「一夜城」とも呼ばれますが、じっさいには80日かけて築いたということです。今回、歴史公園として整備された天守台跡などの石垣の遺構を見ましたが、80日で良くこの山城を築いたものだと感心させるものでした。 また、小田原城も久々に訪ねてましたが、良く整備された城内では紅梅やロウバイも見ることができ楽しめました。
2021/2/3(水)単独 行動時間 3時間15分
入生田駅9:50-石垣山一夜城歴史公園10:55~12:15-早川駅12:55-魚市場前(ランチ)13:10~13:45-小田原城14:20~14:45-小田原駅14:55
入生田駅から「生命の星・地球博物館」へ向かう陸橋の上からは石垣山の連なりが見えます。
早川沿いの道を少し歩いて、太閤橋を渡ります。
途中、道路脇に関白沢の改修工事の際に見つかった石垣用石材が2つ置かれていました。
これは江戸城の石垣普請用に運び出されるものが何らかの理由で残さてしまったもののようです。
ターンパイクの上を越えた辺りで振り返ると神山と駒ヶ岳、左に二子山、右に塔ノ峰から明星ヶ岳の連なりと、美しい風景が広がっていました。
石垣山城の南曲輪に到着です。
石垣山城の石垣は、野面積みで造られたもので、築城にあたって西国から穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石工を呼寄せ石積みをさせたようです。
登り口の案内板です。
二の丸は広い広場になっています。
奥は本丸の高台ですが、そこも野面積の石垣がしっかり残っています。
北端の展望台の横に三角点があります。
展望台からは眼下に入生田の街並み、生命の星・地球博物館も確認できます。
左は神山と駒ヶ岳、右手奥に明星ヶ岳。
二の丸から本丸に向かう途中に展望が開けるポイントがあり、小田原の街並みの中に小田原城も確認できました。(中央左手)
本丸跡です。
本丸跡からも、大山から丹沢山塊の素晴らしい山並みを望むことが出来ました。
本丸の上に天守台跡の高台があり、ここが石垣山の山頂です。
山頂標識はありませんでした。
石垣山一夜城歴史公園を後に早川漁港に向かいます。
最初は車道を歩いていましたが、時折り車が通るため途中から農道を下りました。
両側にみかん畑が広がり、相模湾を眺めながらののどかな道は最高でした。
途中梅林もあり、美しい花が咲き始めていました。
青空の中の梅の花は良く映えます。
新幹線と東海道線のガードを潜り、早川の駅前から小田原漁港の突端にやってきました。
湾の入口にこの地の証である小田原ちょうちん灯台が見えます。
ランチは予定していた小田原漁港の食堂が定休日(水)のため営業しておらず、前の小田原早川漁村でいただきました。
この付近には、このようなお店が他に多くありました。
ランチの後、この小田原城の入口である土橋を渡って馬出門に到着。
小田原漁港から30分でした。
そして、この住吉橋を渡って銅門を抜け二の丸跡に向かいます。
二の丸跡の中は丁度紅梅が満開で、華やいだ雰囲気を醸し出してくれていました。
少しですが、ロウバイも咲いており目を楽しませてくれます。
そしてこの先の常盤木を抜けて本丸に向かいます。
本丸の奥に2016に大改修でリニューアルされた小田原城天守閣が美しい姿を見せてくれました。
現在、コロナ緊急事態宣言中で休館となっているため、殆んど人の姿がなく静かです。
史跡を巡ったハイクもここで終了、小田原駅に向かいます。