前々から熊野古道は是非歩いて見たいと思っていましたが、今回ようやく2泊3日の旅として計画を実践することが出来ました。
まず初日は、新幹線・ワイドビュー南紀を乗り継いで那智駅に降り立ち、曼陀羅の道と呼ばれる旧街道で熊野那智大社を目指すものです。
2日目に熊野本宮大社から発心門王子を経て、赤木越えで川湯温泉まで歩き、3日目に神倉神社から千穂ヶ峰に登り、熊野速玉大社を見学して帰路につく2泊3日の歩き旅です。
2020/11/09(月)単独 行動時間 3時間30分
那智駅12:35-那智ふだらく霊園13:25-大門坂二本杉14:10-熊野那智大社・那智山青岸渡寺14:50~15:10-飛龍神社15:40~16:00-滝前バス停16:05
スタートの那智駅です。
駅舎は社殿風の駅舎で、昭和11年に建てられたという大変特徴的な駅舎です。
隣りには町営の公衆浴場「丹敷(にしき)の湯」が併設されていますが、この日は丁度定休日でしたので、ほとんど人影はありません。
まず駅前にある熊野三所大神社(くまのさんしょおおみわやしろ)で旅の安全を祈願します。
熊野三所大神社の隣にある補陀洛山寺の境内には、補陀洛渡海船と呼ばれる南方海上にあるという観音の浄土、補陀落世界を目指し修行の船出をしたという実物大のレプリカが展示されていました。
長谷川に架かる小さな橋を渡って右折すると舗装された道が終わり、市野々王子への道標に導かれ山道に入ります。
杉林や竹林の中を歩く山道は那智ふだらく霊園まで続き、霊園に出ると一気に展望が開けて前方に市野々の町並みを一望することが出来ました。
大門坂の入口では樹齢800年と云われる見事な夫婦杉が出迎えてくれます。
大門坂は杉木立の間に美しく敷かれた石畳敷の階段がおよそ600mほど続きます。
ようやく熊野那智大社の鳥居まで登って来ました。
本殿はさらに続く階段を上ります。
熊野那智大社の本殿に到着です。
ここまで出発からおよそ2時間15分でした。
参拝、境内の見学のあと大楠の胎内くぐりで健康祈願。
続いて西国三十三カ所一番札所の那智山青岸渡寺の参拝です。
那智山青岸渡寺の境内からは朱塗りの三重塔越しに那智の滝が望めます。
最後に那智の大滝の見学スポットの飛龍神社(ひろうじんじゃ)です。
御神体を那智滝とする飛龍神社の鳥居の奥に本殿・拝殿はなく、この日本一の落差133mの滝を拝み参拝です。
そして滝を一層近くで拝観できる「お滝拝所舞台(300円)で改めて滝を鑑賞し神社を後にしました。
明日の熊野古道の旅2日目は、熊野本宮大社から発心門王子を経て赤木越で川湯温泉へ下山する旅です。