2003年に一度皿伏山に登ったことになっているが、その時は尾瀬沼からの帰りに、たまたま標高が年度と同じ2003mだった白尾山に登って富士見峠経由で富士見下に下山しようと計画されたフォレストクラブのハイキングで、皿伏山はその時に単に通過しただけの山でした。
今回、改めて群馬百名山の皿伏山としてこの山に登ることにしたものですが、展望が全く得られず魅力に欠けるこの山も途中の大清水平の小さな湿原では少ないながらも色々な花を目にすることができ、誰もいない静かな湿原でこれらの花々を心置きなく楽しむことができたのは良かった。
コースタイム (行動時間6時間 単独)
一ノ瀬休憩所9:40-三平峠10:40-三平下10:50~10:55-皿伏山分岐11:20~11:35-大清水平11:50~12:00-皿伏山13:00~13:10-大清水平14:00-皿伏山分岐14:15-三平下14:45-一ノ瀬休憩所15:50~16:00-大清水駐車場16:40
2015年から大清水と一ノ瀬間にシャトルバスが運行されるようになり、歩くと1時間近くかかる林道をわずか10分ほどで運んでくれるので、随分楽になった。
シャトルバスの乗り場の駐車場に車を停め、駐車料金500円を支払ってからバスに乗り込む。
今日は、平日のため9時30分発のバスに乗車した客はわずか2名のみで、700円で運んでもらうのはちょっと申し訳ないような気がしました。
一ノ瀬休憩所までは3Kmほどなので、10分もかからずにこの休憩所の前に到着です。
早速歩き始め、すぐ先の三平橋を渡ると、そこから沢沿いに三平峠への登山口が始まります。
20分ほど歩くと、岩清水と呼ばれる水場です。
冷たくておいしい水でしたよー。
登山口から丁度1時間ほどの緩やかな登りをこなすと三平峠で、峠からは10分程度下り尾瀬沼の湖畔の三平下に到着です。
尾瀬沼の湖畔に立つと対面に燧ヶ岳を望むことができましたが、青空をバックにした美しい姿を見れなかったのは残念でした。
三平下からは湖畔の木道を歩き、皿伏山の分岐点までは25分でした。
分岐で休憩したあと15分弱で大清水平の湿原に到着です。
この時期、花はたくさん咲いている訳ではありませんが、所々に美しい姿を、見せてくれているので誰もいない静かな湿原で心置きなく時間をかけて愛でることができました。
木道脇で見た花々をアップします。
イワショウブ ナガバノモウセンゴケ ミヤマアキノキリンソウ ミヤマワレモコウ
モウセンゴケ ウメバチソウ オヤマリンドウ ゴゼンタチバナの実
大清水平からは1時間ほどで山頂に到着します。
途中に小さな湿原が2ヶ所ありましたが、余り花々を見ることは出来ませんでした。
山頂は周囲は林に囲まれて展望はまったく得られませんので、軽く昼食とし下山としました。
下山時途中の小さな湿原から燧ヶ岳を望むことができました。
登っている時は雲の中だったのか気付きませんいたが、山頂部の俎嵓と柴安嵓の二つのピークがはっきりと確認できたました。
帰りは一ノ瀬休憩所発のシャトルバスに乗るため14:00に間に合うように一ノ瀬に到着しましたが、14:00になってもバスが来なかったので改めて時刻表をチェックしたら平日の今日は最終が15:30でした。
来るはずも無いバスを10分も待ってしまいましたが、気を取り直して急ぎ歩き始め40分で大清水到着となりました。
明日は、夏休みに雨のため登山を断念した錫ヶ岳に登る予定のため、この後は日光の湯元温泉に宿泊し明日の登山に備えます。
錫ヶ岳の登山記録はこちらです。