午前中の有笠山のハイクを終え、午後からは嵩山に登るために登山口となっている「道の駅 霊山たけやま」にやってきました。
嵩山は何といっても素晴らしい展望が得られる魅力がありますが、もう一つ山中では三十三観音の石仏も見られますので、これらを見るのも楽しみですから、1番目がある表登山道から登ることにしました。
コースタイム(行動時間2時間45分) 2019/4/6 単独
道の駅 霊山たけやま駐車場11:45-小天狗12:35~13:10-不動岩13:15-嵩山城本丸跡13:30-大天狗13:45~13:55-道の駅 霊山たけやま駐車場14:30
「道の駅 霊山たけやま」から嵩山を見上げると、正面に男岩と屏風岩の二つの大きな岩峰が見られます。
5月の節句が近づくと、あの岩から道の駅の前にある親都(ちかと)神社まで張られているワイヤーロープに、100匹ほどの鯉のぼりが泳ぐようですから、見てみたいですね。
表登山道から入ってすぐ一番観音があり、つづら折りの登山道を登って蝙蝠穴の奥にあった二番を確認してから、今度は登山道の反対側の三番観音に来ました。
この観音は日当たりの良い場所にあり美しい印象です。
そして八番、九番、十番(写真)と少しずつ寄り道をしながら観音像を確認しながらの登りです。
登り始めて50分で小天狗に到着。
早速、祠の有る岩峰の上に立ち360度の展望を楽しみます。
何といっても北西に広がる白砂山から上ノ倉山の冠雪した美しい山々の連なりが目を引きました。
そして、西側には先ほど登って来た有笠山も確認出来ましたので、ズームで撮影しました。
遠方は本白根山です。
小天狗での展望を存分に楽しんでから、不動岩の下まで行きましたが、意外に急な鎖場を登らなければならないので不動岩の岩峰はパス。
引き返して大天狗に向かう登山道脇には所々でカタクリを見ることができました。
ここが嵩山城の山城本丸跡です。
ここには、嵩山城陥落のおり、亡くなられた方々を供養するために、後にこのように多くの嵩山百番観音が建立されたということです。
大天狗へ向かうにはこんな岩稜を登って行きます。
クサリは付いていますが、ほぼ鎖に頼らず登ることは出来ますが、とにかく意外と長く続く急登のため疲れます。
岩陵を登り始めてから丁度10分で大天狗に到着。
ここが嵩山(789m)の山頂で、女岩の上に祠があります。
鎖で上に上がり今度はここからの展望を楽しみます。
左手に小野子山、その右手に尖って見える中岳、そのすぐ右に十二ヶ岳のピークが確認できます。
榛名山の山塊もここから見るとその全容が良く分かります。
北側には台形の吾妻耶山と、その左手に谷川連峰が見えましたので、ズームで撮影してみました。
左の谷川岳、そして中央に朝日岳が確認できます。
南西には浅間山も確認できましたので、こちらも少しズームアップしてみました。
手前の中央は薬師岳、右端は吾嬬山そして左端は昨年12月に登った岩櫃山です。
奥に浅間山と黒斑山、そして薬師岳の左奥に浅間隠山が確認できます。
下山時に一升水付近の観音像の見学に立ち寄りました。
上から下って来るときに入口は落石の危険があるため通行禁止となっていましたが、少し下に踏み跡があり入って見るとこの崖の下に観音像が並んでいました。
この後、弥勒穴も見てみようと思い近くまで行きましたが、崖の途中にある穴で、鎖場を登って行かなければならないような場所だったので結局引き返し、そのまま駐車場に帰着ということで嵩山の周遊ハイクを終えました。
この山も低山ながら非常に展望に恵まれた立地となっており、先日の戸神山と同様すばらしい展望を楽しむことが出来ました。