昨年12月に権現山・弘法山から鶴巻温泉へのルートを歩いた時に、権現山の手前にある浅間山から見た大山と、そこから派生した長い大山南山稜の連なりに魅力を感じ、ぜひこのコースを歩いて見たいと思いましたので、今回チャレンジすることにしたものです。
途中の高取山までは鶴巻温泉から歩いたことはあったのですが、大山までの歩きは初めてです。
下山は久々に日向薬師に下るルートで戻ることにしました。
コースタイム(行動時間 8時間35分) 単独
秦野駅6:20-弘法山公園入口6:40-権現山7:05-弘法山7:20-念仏山8:05~8:15-高取山9:10~9:15-蓑毛越10:30~10:40-大山12:20~12:40-見晴台13:35~13:40-日向薬師バス停14:55
秦野駅から20分ほど歩いてこの弘法山公園の入口に到着です。
ここから長い大山への縦走コースが始まります。
まず弘法山公園にある権現山を目指します。
25分ほどの登りで権現山に到着です。
早速展望台に上って富士山や箱根の山々の展望を楽しみたいところでしたが、残念ながら今朝は遠方はすっかり雲に覆われ展望は全く得られませんでした。
目指す大山は写真の通り、大山の山頂部は雲に隠れていましたが、青空も多いので予報通りの晴れを期待したいところです。
権現山からは朝の気持ちよい空気を吸いながら15分ほど歩いて弘法山の頂に立ちました。
この時間はハイカーはほとんどおりませんが、散策を楽しむ人など、ちらほら見かけます。
深い切通しになっている善波峠にやってきました。
ここは矢倉沢往還といって伊勢原から秦野、そして矢倉沢の関所を越えて、沼津にいたるいわば東海道の脇街道として利用されていた道ですが、いまでも古い石仏が残り往時をしのばせてくれます。
廃仏毀釈のためか?全部頭部が無くなっているのは残念ではありますが・・・
念仏山に到着です。
展望は得られませんが、ベンチがあるのでここで初めて休憩タイムとし、水分補給です。
高取山山頂に到着した時には大山山頂の雲はすっかり消えて、樹間から美しい姿を見せてくれました。
少しズームアップしてみます。
ここから見ると山頂はまだまだ大分遠い印象でしたが、実際には2時間5分でした。
大山から派生している下山予定の雷ノ峰尾根の向こうに三峰山の特徴的な頂もはっきり見えたのは意外でした。
途中、林道を横切ります。
この付近は林道だけでなく尾根道も舗装されています。
浅間山の手前の二つの電波塔の横を通ります。
正面の道は電波塔への入口の道で、この右手にある道から登って来ました。
登山道は浅間山の山頂のすぐ下を通るため、山頂に立つことなく蓑毛越の分岐になります。
この大山南稜尾根を歩く人は非常に少なく、すれ違う人も、登って行く人も数名という状況でした。
ここはベンチが設置されていますので少しお腹を満たすためここで小休止です。
今日はいままで数えるほどの登山者しか見かけませんでしたが、阿夫利神社からの参道と合流する16丁目追分の碑が建つこの地からは、一気に登山者が増えました。
16丁目から10分ほど登ると富士見台とネーミングされた絶好の富士見スポットがあります。
雲に隠れ気味でしたが富士の雄姿を拝むことが出来ました。
そして、12時20分大山山頂に到着です。
秦野駅から歩き始めて丁度6時間でした。
山頂標識のある辺りは人が多く、とても写真撮影は出来ませんでしたので、大山頂上本社の石柱をバックに写真撮影です。
山頂は混雑していましたからトイレの奥にある展望スポットで昼食休憩です。
丹沢の山並みの向うに富士山が見えるはずでしたが、この時間には完全に雲の中でした。
下山は雷ノ峰尾根です。
表参道より登山者は少ないですが、こちらも時折り待ち時間がありましたが55分ほどで見晴台に下山。
ここも多くの人であふれています。
すぐ下の東屋は空きがありましたのでここで小休止です。
見晴台から5分ほど下ると、今日登って来た高取山からの大山南陵尾根が良く見えるスポットがあります。
この写真では判りずらいですが、高取山の山頂の上には遠く大島の姿も確認できした。
見晴台から50分弱で日向学習ふれあいセンターに下山し、あとは車道歩きおよそ25分で日向薬師バス停に到着です。
日向薬師は登山者が少なく、バスに乗車した人は合計3名で伊勢原駅に向かいのんびり帰路につきました。