(第87回 フォレストクラブ山行)
2018年秋の尾瀬ハイクは尾瀬ヶ原には立ち寄らず、鳩待峠から富士見峠に至る鳩待通りのハイキングを楽しむものです。
午前中は天気が良く、横田代では巻機山から平ヶ岳と続く素晴らしいパノラマ展望が見られ、アヤメ平付近では燧ケ岳の美しい姿も見ることができました。
富士見峠から富士見下までの林道は、高度を下げるにつれ色付いた紅葉が見られましたが、日差しがなくなって紅葉も彩りを欠いてしまったのは残念でした。。
コースタイム(行動時間 6時間35分) フォレストクラブメンバー14名
鳩待峠8:40-横田代10:35~10:50-中原山11:30-アヤメ平11:45-富士見小屋12:10~12:55-富士見下15:15
鳩待峠到着時は予想外に快晴の状況で、正面に見慣れた至仏山がよく見えるました。
峠で登山者の様子を見ていると、尾瀬ヶ原へ入る人は少なく、殆んどのグループが至仏山へ向かっている状況でした。
我々は全員で柔軟体操を行った後、8時40分に横田代に向け出発です。
林の中の緩斜面をゆっくり歩き、およそ1時間50分で横田代の湿原の外れに到着。
ここで一気に視界が開けます。
少し歩くと、所々に見られる池塘が美しい風景を見せてくれました。
振り返ると至仏山と左手に笠ヶ岳の円錐形の頂を確認することが出来ましたが・・・
先ほどまでは至仏山の山頂は見えていたのですが、瞬く間に雲に覆われ確認することが出来なくなってしまったのは残念でした。
でも、中原山に向かっての登りの途中では、こんなに素晴らしいパノラマ展望が待っていました。
平ヶ岳の左手には今年7月に登った中ノ岳も確認できました。
中原山は標識がありましたが、なだらかな丘の上の印象です。
中原山の山頂を過ぎてからアヤメ平まで湿原が続きますが、広い湿原の池塘の向うに燧ケ岳が美しい姿を見せてくれるようになります。
アヤメ平を過ぎると前方右手に白尾山と正面のなだらかな皿伏山が見えてきました。
随分昔になりますが、富士見峠から皿伏山を越えて尾瀬沼へ抜けたことも思い出されます。
また、この付近からは燧ケ岳も裾野の広がりまで見渡すことができました。
竜宮小屋への分岐になっている富士見田代では池塘に映る逆さ燧ケ岳も見ることが出来ました。
そして、富士見小屋の登山口に下山です。
ここでようやくトイレも済ませ、ペンション「尾瀬武尊」で作ってもらったお弁当を広げ昼食です。
富士見峠からの下山はアヤメ平の直下付近までは開けた林道歩きが続き気持ち良く歩けます。
途中に「元休憩所」と表示されている水場がありました。
パイプから流れ出る水は冷たくて美味しかったです。
標高が下がってくるに連れ、木々の紅葉も見られるようになりました。
でもすっかり曇り空になり彩りは欠けてしまったのは残念。
富士見下到着15時15分で、鳩待峠から6時間15分のハイキングを終えました。
待っていただいていたペンションのマイクロバスに乗り込み、まずは日帰り入浴の花咲の湯に向かいます。