群馬県と新潟県の県境に位置する群馬百名山の稲包山に登って来ました。
10月末でもまだまだ紅葉は楽しめると思い、赤沢スキー場入口から赤沢峠を経て稲包山に登り、送電線巡視路を使って秋小屋沢橋の駐車場に下り、ムタコ沢林道でスタート地点に戻る周遊コースを歩くものです。
でも、しょっぱなから登山道に入らずにスキー場のゲレンデを登り始めてしまって、登山道に戻るのに山肌を歩くことになったり、林道から登山道に入る場所に気付かずに少し林道を下ってしまい、元に戻ることになったり、またあちこちに送電線巡視路と思われる脇道もあり、道標も少なく気を付けなければならない山という印象が残りました。
コースタイム(行動時間7時間) 単独
赤沢スキー場入口9:15-赤沢峠12:15~12:25-送電線巡視路分岐13:25-稲包山13:55~14:25-送電線巡視路分岐14:40-分岐15:05~15:10-秋小屋沢橋登山口15:40-赤沢スキー場入口16:15
9:15分、赤沢スキー場入口の路肩に駐車し赤沢峠に向け出発。
車道を少し歩くと右手に入る道があったので、道標は無く不確かだったが入って歩き始める。
スキー場のゲレンデに入ったようで、登山道はどこにもありそうもない。
間違っていると思ったが、戻るのも面倒で、このままゲレンデを登り詰めてみることにした。
結局、リフトの最上部まで登って登山道に通じる道は無いかと探したが、結局見つからず、やむなく左手の林の中に入ることにしたが、この林が稜線のピークになっていて林の奥は急な傾斜になっているので、少し下って傾斜の少ない地点からトラバース気味に斜面を降りる。
100m足らずで山肌に刻まれた登山道に合流し、ほっと一息。
歩き始めて1時間15分でこの林道に出る。
少し歩いてすぐ反対側にまた、登山道への入り口があったのだが、標識も無く、登山道の入口も崩れていたので全く気付かず、そのまま林道を下ってしまった。
しかし、林道はどんどん下って行くばかりだったので、間違いに気付き元の合流地点に戻って、改めてこの登山道を見つけた。
結局、ここでは10分ほどのロスとなる。
それにしても、この付近は丁度紅葉真っ盛りという状況で、紅葉の彩を楽しみながらの歩きが続きます。
スキー場入口から丁度3時間で赤沢峠に到着。
このあずまやで今日はじめての休憩。
軽くお腹を満たす。
10分ほどの休憩の後、稲包山への尾根道を歩くが、少し歩くと左後方に奥四万湖を望むことができるようになる。
この付近の紅葉もすばらしい。
送電線巡視路の分岐には赤沢峠から1時間で到着。
帰路はここから下山することになる。
前方に見えるのは目指す稲包山だが、この付近まで登ってくると紅葉は完全に終わっているので、前方も良く見える。
山頂到着13:55分。
赤沢スキー場入口から4時間40分でした。
今日は、平日なので今まで誰にも会いませんでしたが、山頂にも誰もいません。
それにしても、ここは立ち木もなく360°のパノラマ展望が得られる。
今日は全体にややカスミ気味ですが、すばらしい展望です。
平標山から谷川岳に至る山塊、手前には明日登る予定の大源太山、右手奥に武尊山の山塊、谷川と武尊の間には遠く至仏や笠ヶ岳も確認できました。
南東には子持山や小野子山、十二ヶ岳、そして榛名の山塊。
南側には奥四万湖も良く見えます。
山頂で30分ほど展望を楽しみ、送電線巡視路に入るとすぐに大きな鉄塔の下を通過します。
向こうのピークが稲包山です。
山頂から下山の際、下の鉄塔近くの分岐点で5分休憩し秋小屋沢橋の登山口には1時間15分で到着となりました。
秋小屋沢橋から沢を覗くと意外に水量の多い立派な流れで、美しい渓谷美でした。
スタート地点の赤沢スキー場入口へは林道を35分歩いて到着。
山頂から2時間以上はかかると思っていたので、1時間50分での下山は意外に近かった印象です。
今日の宿泊先は浅貝の民宿「ファミールしらかば」ですが、隣りが温泉施設「雪ささの湯」なので食事の前にタオル片手に温泉でくつろいできましたが、ここは源泉かけ流しの温泉で、湯もめずらしい茶褐色のにごり湯で中々のものでした。
風呂上りは、宿で夕食ですが、お任せで江戸前寿司を美味しくいただきゆっくりくつろぎました。
明日はここから大源太山をピストンしてきます。