コースタイム(行動時間7時間15分) フォレストクラブ団体31名
鳩待峠7:30-山ノ鼻8:30~8:45-中田代三叉路9:35~9:45-ヨッピ吊橋10:40-龍宮小屋11:05~11:55(昼食)-中田代三叉路12:45~12:50-山ノ鼻13:30~13:45-鳩待峠14:45
ペンションのマイクロバスで鳩待峠まで送っていただき、
まずは出発前の準備体操。
これも恒例の行事で、皆さんいつもまじめに取り組んでいます。
この季節はいつも大勢の人で溢れていますので、鳩待峠から多くのハイカーが列をつくります。
できれば列から離れてマイペースで道端の花の観察などと洒落こみたいところですが、そこは団体行動のつらさ。
山ノ鼻までの登山道脇でも沢山の花々を見ることが出来ましたので、迷惑にならないよう撮影を手早く済ませながら歩きました。
見かけた花の主なものは
モミジカラマツ ヤグルマソウ ヤマオダマキ ミヤマカラマツ
小休止の間、見本園に行って様子を見てきましたが、こじんまりとニッコウキスゲが咲き他にクルマユリとアザミを見かけました。
山ノ鼻からは尾瀬ヶ原の散策になります。
歩き始めると早速木道の脇に色々な花が目に飛び込んでくるようになります。
カキツバタ ワタスゲ ナガバノモウセンゴケ サワラン
特にトキソウはあちらこちらで散発的に見ることが出来ました。
またキンコウカも群落の規模は小さいものですが割り合い多く見られました。
山ノ鼻から30分ほど歩き、右手に牛首の頂が近付く辺りまで来ると、左手に池糖が続く絶好の燧ヶ岳のビュースポットがあります。
この日は風も無く池糖が鏡のように燧ヶ岳を写す絶景を見せてくれました。
ヨッピ吊橋の分岐点になる中田代十字路のベンチにて10分ほど休憩し、吊橋への道に入ると大分人通りも少なくなり幾分写真も撮りやすくなる。
ここでは、タカトウダイと初対面の出会いがありました。特徴ある花で興味深く観察しました。
コバギボウシ ミズチドリ タカトウダイ オニシモツケ
そして、ヨッピの吊橋に行くまでも、所々で色々な花との出会いががあります。
ニッコウキスゲはヨッピ吊橋に近付くにつれ群落を見ることが出来ました。
オゼヌマアザミ タカネアオヤギソウ ミヤマワレモコウ ニッコウキスゲ
この橋の手前を右折して龍宮小屋に向かいますが、一旦 橋を渡り川面を眺めてからUターン。
龍宮小屋は木立に囲まれた山小屋ですが、大分歩きましたのでお腹も空きました。
ここのベンチでようやくお弁当を広げ昼食休憩です。
龍宮小屋での昼食後は再び山ノ鼻へ向け出発です。
午前中の歩きでは見ることが出来なかったヒツジグサがこの時間には見事に花開いていました。
久々にこの花を見ることが出来ましたが清楚で美しいものです。
山ノ鼻に向かって歩くときは今度は至仏山を正面に見ながらの歩きです。 この付近もニッコウキスゲの群落が見られ美しい風景を見せてくれます。
来るときはほとんど花が終わった後の姿だけだと思いましたが、一輪だけコバイケイソウの綺麗な姿を確認できました。
そして山ノ鼻に着く手前では、見れるとは思っていなかったミズバショウを一輪だけ見ることが出来ました。 最後に嬉しいごほうびです。
山ノ鼻で少し休憩し鳩待峠に戻りましたが、今までの曇り空が最後には抜けるような青空になり峠から見る至仏山も山頂の人が見えるのではないかと思えるようなすばらしい天気になりました。
その分、照りつける日差しが猛烈で、尾瀬ヶ原を歩いているときに曇り空でラッキーだったと思えるものでした。
大変お疲れさまでした。