登山前日は少し早めに花巻に入り、市内にある宮沢賢治記念館に立寄りました。
ここで改めて賢治の足跡を辿りながら、彼が残した多くのものに触れその才能に感じ入りました。
宿は「ケンジの宿」です。ここは安価な割には綺麗な宿で割安感ありでした。
写真は前日の夕刻に撮影したものですが、ここを早朝5時前に出発し河原坊に向かう。
河原坊の駐車場にはまだ車は5~6台しかなく一番上段の駐車場に車を停め、この登山口から5時50分出発。
この時点では前方の早池峰山方面は雲で覆われ先行きを心配してました。
コメガモリ沢を詰めて行くとミネザクラでしょうか満開のサクラが出迎えてくれました。
そして、心配していた空模様も次第に雲が切れ山頂部が望めるようになってきました。
ありがたいです。
登山口から丁度1時間ほど歩き、頭垢離(コウベゴウリ)を過ぎた辺りからヒメコザクラなどの花々に出会えました。
この花は早池峰山の固有種と云うことですが、かわいらしいですね~。
ナンブイヌナズナもあちこちで咲き始めていました。
この花とも初めての出会たと思いますが、群生して咲く黄色い花は遠くからでも良くわかります。
下から見ると犬の頭に見える形の岩がありました。
この岩の横まで登った所に打石と云う標識がありここが打石と確認できました。
山頂近くまで登ってから振り返って下界を見ると隣の薬師岳が随分低く見えるようになっていました。
そして、河原坊から2時間20分ほどで山頂に到着です。
社は赤く塗り直されたようで、良く目立ちます。
山頂部を一通りめぐりましたが、残念ながらまだ花の姿を確認することはできませんでした。
また天気は良いのですが遠くの山々は雲の中で展望を得ることもできませんでした。
山頂でのんびりした一時を過ごし下山です。
快適な木道の道を歩いてから大きな岩混じりの道を降りて、8合目付近の鉄バジゴにさしかかります。
今日は天気も良くてここを快適に下ることが出来ます。
登山道脇の花々は小田越に下るこちらのルートの方が芽吹きが若干早いのでしょうか、ヒメコザクラやナンブイヌナズナも多く咲き、他にも次のような多くの花との出会いがありました。
ミヤマキンバイ ヒメイチゲ ミヤマスミレ オサバグサ
山頂から花を写真に納めながら下ること丁度2時間で小田越に到着。
そして、小田越から河原坊の駐車場まで丁度30分でした。
駐車場は満杯で全く空きスペースが無い状況でした。
山頂から小田越に下る時にも沢山の登山客とすれ違いましたが、私同様ここから山頂を目指す人の方が多いようです。
20年ぶりに訪れた早池峰の山旅は天候にも恵まれ花々との出会いも多かったので改めてこの山の素晴らしさを感じ取ることが出来ました。
今日はこのあと栃木県まで戻り、明日は日光の太郎山に登ります。