今年のコールデンウイークは大山とした。関東地方から簡単に行くことが出来ないため後回しになってしまったが、今回 麓の民宿「ユートピア大山」に前泊し大山登山を実現した。
あいにく、雪も舞う5月とは思えない寒さの中の登山となってしまった。
山の全容を目にすることが出来なかったのは残念でしたが、大山寺をゆっくり見学しその歴史を感じてきました。
コースタイム(行動時間6時間5分) 単独
大山ユートピア7:20-登山口7:30-六合目避難小屋8:45-八合目9:30-大山(弥山)山頂9:50~10:20(頂上避難小屋)-行者コース分岐11:10-元谷堰堤11:55~12:15-大山寺(見学)-大山ユートピア13:25
雲は多いが昨日の雨も上がり気持ち良い朝だ。
宿泊した民宿大山ユートピアを7:20に出発。
バスターミナルの大きな駐車場にはほとんど車はなかったが、大山寺橋の横にある駐車場には半分くらいほどだろうか大分埋っている。
他県の車の方が多いようだ。
登山口はその駐車場の近くにあるが、民宿を出て丁度10分ほどで到着。
登山口を入ってすぐに阿弥陀堂への分岐がある。
この機会に大山寺で最古の建築物で、国の重要文化財に指定されている阿弥陀堂に寄ってみることにした。
この建物が室町末期の天文21年(1552年)に再建されたという建造物で、本尊は、1131年に造営されたと言われる丈六(2.79メートル)の木造阿弥陀如来(国の重要文化財)が安置されているそうです。
建物は正に歴史を感じさせるもので、良く朽ちずに残されているものだと関心します。
登山道に戻ってよく整備された登山道を登って行くと次第に地面が白くなり、六合目の避難小屋付近ではもう真っ白になっている。
昨日の雨がこの付近では雪になっていたようだ。
ここまで登山口から1時間15分で、もう、上から下山してくる人を見かけるようになる。
七合目を過ぎた辺りでガスが少し切れて少し上部が確認できるようになったが、それもわずかな時間でまたすぐに全く見通しが利かない状況になってしまった。
八合目を過ぎると木道のロープに大きな霧氷が出来、見事な造形物になっている。
登山口から2時間20分で大山(弥山)の山頂に到着。
もちろん、雪も舞う状況で、ここからの展望ゼロ。記念撮影してすぐ下にある山頂避難小屋に移動。
避難小屋の前にあった寒暖計は-2℃でした。
小屋の内には大勢の登山客が休憩していましたが、私もここで簡単に昼食休憩をとり下山とした。
山頂からの下りは滑り易い箇所も多く、アイゼンが必要な状況だったが、積雪もたいしたことはないだろうと思い不要荷物として宿に預けてきてしまったので、アイゼンなしで慎重に下る。
もっとも途中で出会うほとんどの人がアイゼンを付けておらず、皆さん苦労している状況でした。
今日は時間があるため五合目の元谷へ向かう分岐から大神山神社奥社に下ることにした。
元谷に下る登山者は少なく途中のんびり周囲の景色や花を楽しみながら下る。
大神山神社奥社まで下ってきました。
この付近はまだ桜が咲いており、ようやく春が来た印象です。
少し下って賽の河原に降り、元谷の奥に大山を望めたらと思い少し粘ったのですが、姿を現す様子はありませんでした。
残念!
預かっていただいた荷物を受取り、コーヒーをご馳走になった上、ご主人が採ってきた山菜のコゴミと春シイタケのお土産まで頂きました。
ありがとうございました。
最後にバス停横のある大山情報館の横から幾分山頂部が見えるようになった姿を恨めしくも確認し帰路につく。