鳴神山に登る時には、まだ見たことがない「カッコソウ」を是非見てみたいと思っていたので、5月の連休が終わったら最初にここに来るつもりでした。
だた、神奈川の外れから訪れるには3時間ほどで周遊できるこの山だけではもったいないため、近くにあるもう一つの関東百名山「根本山」にも登る予定で今回の山行を計画しました。
コースタイム(行動時間2時間20分) 単独
大滝登山口6:15-雷神岳神社7:15-鳴神山(桐生岳)7:20~7:25-仁田山岳7:30-椚田(くぬぎだ)峠7:45-コツナギ橋8:20-大滝登山口駐車場8:35
自宅から3時間半ほど見込んでいた移動時間は、東名、首都高、東北道、北関東道ともにガラガラで2時間45分での到着です。<br>
鳥居の横の駐車場に車を停めさせていただき早速上を目指す。
登山口から沢沿いの道を登ってくると、早速こんな滝(大滝)に出会え心地良い。
ところが、上部になるにつれ大きな石がゴロゴロとし、とても低山とは思えないような趣の道になり歩きづらくなる。
登山口から丁度1時間で雷神岳神社がある稜線に到着。
付近の山桜は今が満開になっている。
鳴神山(桐生岳)山頂には登山口から1時間5分で到着。
まだ早いこの時間でもすでに3名がくつろいでいた。
山頂から眼下に桐生などの町並みが見えるが、遠くには富士山を、しかも鮮明に見ることが出来ました。(ズームアップしています)
全く想定していなかっただけに感激です。
そして北側はまたすばらしい景色です。
近くの山は新緑でまぶしいくらいで、点在するアカヤシオの彩りも目立ちます。
遠く中央には日光白根山(写真でははっきりしませんが)、右手には男体山や女峰山、そして左手には皇海山や袈裟丸山の山並みが見事です。
本来こんなすばらしい所でのんびりしていけばいいのでしようが、この後の根本山への登山もあるため、名残惜しいが5分ほどで次へ行くことにする。
鳴神山双耳峰のもう一方の仁田山岳の山頂は展望が利かない石の祠があるピークだ。
だだこの付近にはトウゴクミツバツツジが点在し、まだツボミの状態だったが見所を与えてくれる。
その山頂から少し下った地点に展望の良い岩場があり、そこからは正面に赤城山が見事に見える。
山頂から峠に下る稜線では所々にアカヤシオを見ることができるので、時折り足を止め花を楽しむ。
椚田峠にも小さな祠がある。
ここからは右手のコツナギ橋に下るが、ここから3分の所にカッコソウ保護地があるとの表示がある。
峠から下ること3分弱でお目当てのカッコソウ保護地に到着。
植林された杉林の中に保護地があると思っていなかったので、意外だったがロープで保護された中に多くの花が咲いているのは嬉しかった。
花はサクラソウ科だけあってやはりサクラソウ同様可憐な装いで綺麗だ。
しばらくカッコソウを楽しんだ後、コツナギ沢沿いに高度を下げてくると色々な春の花に出会うことが出来た。
ヒトリシズカ ヤマブキソウ ウラシマソウ
沢の下部ではこんなに素晴らしい流れを見せてくれる景色を楽しみながら下れる。
結局椚田峠から35分ほどでコツナギ橋まで下山し、後は駐車した大滝登山口に車道歩きとなるが、その間も道端に咲く花々を愛でながら下る。
結局、駐車した大滝口まで15分ほどで到着し登山終了とする。
この後の根本山登山へ