和田小屋登山口から苗場山へ、草モミジを求めて往復登山を楽しむ(祓川コース)
地図はGPSデータをGoogle Earthに乗せて表示させたもの
2010/10/2(土)
コースタイム (行動時間 7時間40分)単独
第2リフト町営駐車場7:55-和田小屋8:15-下ノ芝9:05-神楽ヶ峰10:25~10:35-苗場山11:40~12:40-神楽ヶ峰13:30-下ノ芝14:35-和田小屋15:15-第2リフト町営駐車場15:35
前回の登山は多分1995年前後と思うが、会社の同僚と雨模様の中を歩き山頂に立ったのだが、記憶に残るものがなかったせいか、その時のルートとかを思い出そうにもいくら考えても記憶が蘇ってこない。
今回はとにかく天気の良い時に行こうと決めていたので、終日晴れマークの今日は絶好の登山日和だ。
紅葉シーズンに入った今日は、駐車場に着いた7時半の時点ではすでに満車の状態で、やむなく路肩に車を停めることになった。
7:55分に駐車場を出発し、リフト横の舗装道路と合流して15分ほど歩くと、和田小屋の登山口に到着する。
ここからが実質的な登山道で最初はゲレンデに造られた木道を行く。
下ノ芝までは樹林の中を黙々と歩くだけで余り展望は利かないが、1時間ほどで立派なベンチが設置された下ノ芝に着く。
ここで初めて展望が開けて気持ちがいい。
下ノ芝からは視界が開ける場所が多くなり、そして高度を上げるにつれ木々の色づきが鮮やかになる。
写真は上ノ芝から上を眺めたものだが、青空に映える紅葉が一段と美しい。
振り返るとカッサダムの田代湖の湖面が目に飛び込んでくる。
奥には谷川連峰の山並が連なる。
神楽ヶ峰(2030m)を過ぎると正面に苗場山が大きくその姿を現す。
ここから鞍部まで約150mほど、大きく高度を下げたあと再び登り返さなければならない。
神楽ヶ峰から15分ほど下ると、このコース唯一の水場 雷清水がある。
水量は多くはないが、冷たくておいしい貴重な水場だ。
鞍部まで下ると山頂まで一層高さを感じる。
それでも30分も登って振り返ると、先ほどの神楽ヶ峰と同じ高さまで登り返せる。
山頂までもうすぐだ。
山頂の台地の端に着いた時は少し雲がかかっていたが、池塘の奥に小屋が確認できるあたりまで来るとすっかりガスも切れ周囲が見渡せるようになってきた。
山頂到着 11時40分
駐車場から3時間45分で到着。
草紅葉の奥に一際赤く色づく木はナナカマドだろうか。
手前の山並みと奥に台形のピークを持つ山が特徴的だ。
現地では特定できなかったこの山は手前が烏帽子岳で奥の台形の山が裏岩菅山のようだ。
そして南側に点在する池塘の数々がすばらしい。
東には大分雲に覆われているが、谷川連峰の山並みも確認できる。
苗場の湿原の奥に広がる山並みはをチェックしてみると、分からない山の方が多い。
山頂で景色を見ながらゆっくりした後、往路を引き返す。
左は特に紅葉が綺麗だった顕彰碑付近の風景。
下山した時には駐車場から溢れた路上駐車の車が一杯になっていた。
15:35着で下山はほぼ3時間だった。
今日の立寄り湯は17号沿いにある「街道の湯」。
泉質はごく普通のアルカリ質の温泉で内湯と露天風呂が一つづつのこじんまりした温泉だ。
空いていたため、ゆっくりのんびり湯に浸かり岐路につく。