金時神社から金時山へ
そして明神ヶ岳への稜線を歩く
コースタイム(行動時間5時間40分) 単独
金時神社入口駐車場7:50-金時山9:10~9:30-矢倉沢峠10:00-火打石岳11:10-明神ヶ岳12:00~12:20-宮城野分岐12:45-宮城野バス停13:30
金時山は2006年の8月と9月に地蔵堂から登っており、明神ヶ岳へは3度ほどいずれも最乗寺から登っている。
今回はそれ以来だが、一度歩いて見たかった金時山から明神ヶ岳の稜線を歩んで見た。
まだ朝も早いが金時神社入口の駐車場にはすでに多くの車が駐車している。
7時50分に駐車場を出発。
金時神社を詣でたあと山頂を目指す。
登山者も多いためか良く踏まれた道が続き、20分ほどで林道を横断する。
地元の中学校が設置した 「金太郎 ボーと見つめるゴミの山」 の標語が面白い。
ついその光景を思い浮かべてしまうような傑作だ。
いつもは出会ってもカメラを出す間もなく逃げられてばかりだが、今日はめずらしく写真に収めることができた。
何という鳥だろうか綺麗な鳥だ。
稜線に出るまで急な登りとなるが、上部になると少し周囲の展望が開けてくる。
稜線上の分岐に出てからは山頂まで30分ほどで到着。登山口から1時間20分だ。
おなじみの富士山の景色が出迎えてくれたが今日は雲も多く風も強い。
目前の箱根山と芦ノ湖の景色もやや鮮明さに欠けるが綺麗に見える。
金時茶屋で甘酒をいただき登山名簿に記名し小休止の後、9:30明神ヶ岳に向けて出発。
日当たりの良い稜線上の道は時間とともにぬかるんで、滑りやすくなって来ている。
20分ほど下ると正面にこれから向かう明神ヶ岳(左奥)の頂きが見えるが、まだ大分距離がある。
矢倉沢峠まで下ったあと、笹で覆われた山の稜線に刻まれた登山道を緩やかに登って行き
途中、振り返ると金時山(左)が美しい姿を見せてくれる。
このコースは全体的に緩やかな稜線が続くため、トレーニングでランニングする人も多く明神ヶ岳に着くまでに都合7~8人と出合っただろうか。
他の山ではあまり見受けられないことだ。
笹原のと云っても背丈が2m以上の笹であるので、始終展望が利かないのが残念だが、火打石岳に近くなると登山道が北側を巻くようになり周囲が自然林となり今までとは趣きが一変する。
火打石岳を過ぎ、前方に明神ヶ岳が一望できる。
このアングルだと山頂がどこか分かりずらい。
登山道は南面が切れ落ちて視界は良いが、今日はあまり展望は余り良くない。
山頂の5分ほど手前に最乗寺奥の院への道がある。地図では破線ルートだが、この道も整備はされていそうだ。
山頂着12:00。
吹きさらしの山頂には風を避け笹陰で休憩中の人が大勢いる。
山頂からは金時山とその奥の富士山が美しく見えるのだが、今日は大分雲が増えイマイチだ。
丹沢・大山から相模湾一帯も不鮮明ながらその広がりが良く確認できる。
ここで、簡単に昼食を済ませ20分ほどで下山開始。
10分ほどで矢佐芝方面への道を左に分ける辺りから大きく下る道となり、少しすると前方に明星ヶ岳の姿が見える。
山頂から25分で宮城野への分岐点に到着、ここからの下山は以外に岩まじりの道であるので、ぬかるむことなく快適な道となる。宮城野に近くなると始終別荘地の横を下る道になる。市街地に入ってからは、要所に案内板があり案内板通りに下ると宮城野のバス停に到着する。
このバス停から明星ヶ岳の山頂付近にある大文字焼きの”大”の字がはっきり分かる。
すぐ側には日帰り入浴施設の勘太郎の湯がある。
今日はバスで仙石までもどり、そこから金太郎神社の駐車場に戻り、後でこの勘太郎の湯に浸かって帰路につくつもりだ。