北沢峠から甲斐駒ヶ岳
コースタイム(行動時間8時間10分)単独
長衛荘5:30-仙水小屋6:10-仙水峠6:50-駒津峰8:35-甲斐駒ケ岳10:10~11:05-摩利支天分岐11:30-駒津峰12:25~12:40-双児山13:15-北沢峠14:40
2日目の朝も長衛荘で迎え、昨晩受取った朝食用のお弁当をいただく。
昨日同様不要な荷物を小屋に預けて、午前5時半に甲斐駒に向け出発。
まずは一昨日のアサヨ峰登山の際に歩いた北沢を遡り仙水小屋に向かい、峠からおよそ40分で小屋に到着。ここで、ポリタンに水を補給。
小屋から約10分も歩くと樹木が途切れ、大きな岩が堆積したゴーロ状のルートとなり周囲の眺めも良くなる。
仙水峠には6:50着、長衛荘から1時間10分だ。峠からは東側に広がる雲海がまぶしく、甲斐駒ヶ岳も見事に朝日に映える。
仙水峠から駒津峰までは樹林帯の中の急登が続くが、30分ほどすると次第に展望が利くようになり背後のアサヨ峰への稜線、鳳凰三山そして仙丈ヶ岳などを時折眺めながらの登りとなる。
駒津峰には峠からおよそ1時間45分で到着。
ここまで来ると周囲に遮るものが無い絶好の展望台となる。仙丈ヶ岳や甲斐駒そして鋸岳など素晴らしい展望だ。
駒津峰からやせた尾根を少し進み小さなピークを越えると直登コースと巻道コースの分岐がある。ここは直登コースを進み一気に高度をかせぐ。
やがて右手下に摩利支天が見え、そしてその奥に鳳凰三山、更に富士の姿も重なる豪華な三重奏の眺めとなる。右手にはアサヨ峰、北岳、間ノ岳が重なる絶景もありまさに文句の付けようもない素晴らしい景色が広がっている。
山頂到着10:10、駒津峰から1時間35分、北沢峠から4時間40分だった。
山頂にはすでに多くの人たちで溢れている。
私も、まず記念撮影をして頂き、改めて周囲の景色を楽しむこととする。
今日は素晴らしい天気に恵まれたこともあり近くの山々はすべて見事な姿を見せてくれている。
時間は少し早いが山頂で昼食をとり、少し休憩のあと駒ヶ岳神社奥社のあるピークに向う。
奥社のピークから黒戸尾根方面を覗いてみるが、残念らがらここからでは長大な尾根のつながりは確認出来ないが、昔何度も通った黒戸尾根を改めて確認し懐かしく思う。
11時15分下山開始。下山はまず摩利支天に向って花崗岩の白い細かいザラ場を下り15分ほどで分岐に到着する。当初は摩利支天に寄って見るつもりでいたが、山頂から見ている内に、下から見上げた時の圧倒的な存在感が薄れ、何となくスキップする気持ちとなってしまい結局立ち寄らず下山することにした。
駒津峰着12:25。先ほどまで快晴の空も急にガスがかかり甲斐駒もガスの中に・・・
今日は北沢峠15:30の終バスで帰路につく予定だが、ここまで来ればあと2時間で下山できるので、ここで最後にゆっくり景色を眺め北沢峠に向けて下山とする。
駒津峰からはしばらくハイ松の中を下り、もう一度 双児山を目指して登りかえすことになる。
駒津峰から35分で双児山着。ここでも大勢の人が休憩しているた。そして、仙水峠辺りにも大分ガスが押し寄せている。
ここからは樹林帯に入り大きく下る。途中の小さなピーク付近にて最後に小休止をし再び北沢峠を目指し一気に下る。
北沢峠長衛荘に14:40到着。預けていた荷物をまとめ広河原行きのバス乗場に向う。
終バスは15:30だが、バス停には多くの登山客がいるため15:00くらいから臨時のバスが出発して行く。私も2番目のバスで広河原に向け帰路につく。
広河原16時発のバスも甲府駅行き含め3台が連なり予定通り出発。丁度1時間ほどで芦安の駐車場に到着。
今日は芦安に温泉もあるが、竜王駅近くの山口温泉で汗を流し岐路につくことにする。山口温泉は内湯、露天風呂それぞれ100%源泉で、加温していないため露天はこの時期少しぬる過ぎる感じだが、内湯にゆっくり浸かるのには丁度良い。大量に流れ出る湯口に飲用化とあるので、飲むこともできる。