コースタイム(行動時間 5時間55分) 単独
仲町駐車場9:20~9:25-久遠寺本堂9:50-大光坊10:45-お水屋(法明坊)11:45-奥の院思親閣12:30-身延山山頂12:40~13:05-北展望台13:10-感井坊13:45-千本杉14:00-松樹庵14:35-妙石坊15:00-駐車場15:20
今年は雪が降る日が多く前日も雪が降ったため52号から身延山の総門をくぐると道路も雪が積もった状態で、仲町の町営駐車場も5センチほどの積雪で係員が除雪をしていた。ここの駐車料金は時間300円で高いと思ったが不慣れな場所で駐車場探しは面倒であったので、係員のおばさんに駐車させてもらうこととし、ついでに道順を尋ねると身延山の観光マップをくれた。
地図を見ながら土産物屋の連なる道を久遠時に向けて歩く。
ほどなく巨大な三門とその奥に本堂に通じる急峻な階段が続いている。
息を切らせて到着した境内は積雪が15センチほどあり大勢の若い僧侶が雪かきを行っている。本堂と隣の祖師堂でのお参りを済ませ本堂の裏手から奥の院への参道に入る。下にはロープウエイ乗り場があるが今日は運行しているかどうかは分からない。
参道沿いの社寺には参拝客が訪れるためかここでも僧侶と思われる人が専用の除雪機で除雪している。おかげで舗装された道でも滑らず歩ける。
10:40大光坊着、人の気配はなかったが、犬が見守っていたので人はいるのだろう。ここから除雪されていない山道らしい参道に足をふみ入れる。積雪は15~20センチ程度で、まだたいしたことはないと思っていたのも束の間で、急に雪深くなる。
途中でスパッツをつける。普段なら何でもないこの参道も積雪が深くなると大変だ。吹きだまりでストックを差して見たら完全に埋まる深さだった。1mはありそうだ。
丁度1時間のラッセルでお水屋着。もちろんここには人は住んでいないようだ。井戸があるようだが蓋が凍り付いて開けられない。ここから上は杉林の中をゆるく登っていく感じだが相変らず雪深く、ラッセルだ大変だ。大分疲れ気味となったところで左手に富士が見える開けた場所に出る。
少し登り詰めるとようやく奥の院の境内に到着。
ロープウエイの駅横の展望台から富士山が一望できる。
思親閣は階段を一登りした所だが身延山の山頂は北展望台にあるが、この場所は明らかにこの山の最高地点ではなく、ちょっと残念な気はしたが昼食をとりながら南アルプスの展望を楽しむ。
ロープウエイ乗り場に戻り富士山の展望を楽しんだあと七面山方面の参道に入り下山開始。登りのトレース痕が一つ付いているのでなんとなく安心できる・・・と思っていたが、下る時には余分に雪にもぐり、またラッセル状態の下りだ。ロープウエイで下れば良かったと少し悔いる。
七面山方面との分岐となる感井坊を過ぎ千本杉あたりになると大分雪の量も減り楽になった。この身延山全体が久遠寺の境内のようで、所々に小屋もある。
それにしても杉の巨木が林立する姿には圧倒される。
このあと下山途中、気がつくと突然トレースがなくなっていた。何故?と気になり狐につままれたような気分だったが、正体判明、所々に参道の近道がありバイパスしていた。
私も最後のバイパス路で一気にアスファルト道路まで下山。道路は除雪されている。元の三門付近の雪は完全に消えている。15時20分駐車場に戻る。
帰りはまた南部の湯につかって帰路につく。