コロナ禍の中、改めて地元神奈川の山々をめぐることにして取り組み始めたのですが、2月に車に荷物を乗せようとしたとき体をひねった拍子に背骨を骨折してしまいました。しばらくは何もできませんでしたが、ようやく痛みがほぼおさまったので、無理をせずにまずは近場のかながわ100名山の秋葉山と本堂山を巡ってみることにしました。
どうせ歩くなら近くの名所旧跡を交えながらのウオーキングということで、海老名駅から伊勢山自然公園、国分寺跡、龍峰寺から秋葉山古墳、座間谷戸山公園の本堂山などを歩くことにしたものです。
2021/4/12(月)単独 行動時間 4時間25分
海老名駅10:15-相模国分寺10:30-伊勢山自然公園10:50-相模国分寺跡11:05-海老名市郷土資料館11:20~11:25-龍峰寺11:50
-秋葉山古墳群12:20~12:50-座間谷戸山公園13:25-伝説の丘(本堂山)13:15-富士山公園12:15-相武台前駅14:40
海老名駅をスタート。
駅前の中央公園には聖武天皇が「国分寺建立の詔」をうけて天平十三年(741年)に建立した七重塔を三分の一スケールで再現したモニュメントがあります。
後ほど、この七重塔などの伽藍があった相模国分寺跡を訪れますが、改めてここに七重塔がある理由がわかりました。
県指定の天然記念物「海老名の大ケヤキ」です。
かって舟つなぎ用の杭として打ったものが発芽して大きくなったものと伝えられる木ということで、根回りは15.3mにもなる巨木です。
奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された国分寺のうち、相模国国分僧寺の後継寺院にあたるという、高野山真言宗の相模国分寺です。
境内の鐘楼の中に、1292年に国分次郎源季頼が国分尼寺に寄進した旨の銘が刻まれている梵鐘がありました。
国の重要文化財に指定されています。
史跡逆川の碑がありました。
逆川は海老名耕地のかんがい用と運送用に掘られた川と言われていますが、こんな所に運河があったとは驚きです。
伊勢山自然公園の入口です。
静かな公園は所々に休憩スポットがありのんびりできます。
この先が最も高い所で、伊勢山の山頂部と思われます。
国分寺跡にやって来ました。
金堂跡付近から見た七重塔跡ですが、広大な敷地です。
国分寺のシンボルともいえるのが七重塔塔跡に復元された基壇の上です。
この上に高さ65メートルもの七重塔が建立されていたようです。
前にある郷土資料館の海老名市温故館(無料)を見学させていただきました。
温故館1Fには相模国分寺を復元したジオラマも展示されていました。
高台にある龍峰寺駐車場の上からは右手の仏果山・経ヶ岳・高取山の山並みから丹沢そして大山まで広く見渡すことができました。
新緑で覆われた龍峰寺の山門をくぐり境内に入ります。
すぐ左手にある鐘楼には「やさしく一回」の木札ありましたので、一回突かさせていただきました。
246のバイパスから見た仏果山~大山の山並みです。
秋葉山古墳群の2号墳が秋葉山山頂部です。
大きな憲政碑が建立されています。
1号墳の近くには案内板がありました。
谷戸山公園の入口にあるログハウスにあった園内のマップを片手に歩き始めますが、園内の深い森はすばらしい。
水鳥の池です。
コガモもいます。
山頂付近は竹林になっていて、「おじゃまでしょうがしばらくの間タケノコの成長を見守ってください」のカンバン。
伝説の丘(本堂山)山頂です。
山頂のすぐ下からは大山から丹沢の山並みが良く見えます。
天気が良ければ箱根の山々も見えるようです。
最後は富士山公園です。
山頂付近に陸軍士官学校遥拝所方位盤の案内板がありましたが、方位盤そのものがどこにあるのか判りませんでした。
案内板の前は石柱だけが建っていましたが・・・これは旧浅間神社の跡だったようです。
この後、相武台前駅に向かい4時間を超えるウオーキングを終えました。