上信越道の碓氷軽井沢インター手前の高岩山トンネルの上にそびえる岩峰の高岩に登って来ました。
記録的な大雨をもたらした台風19号から1週間が経っていましたが、八風平登山口の駐車スペースと思われる場所が土砂で埋まったのか特定できなかったので、やむを得ず県道の路肩に車を停め入山しましたが、すぐに古い林道を確認することが出来、順当に周遊登山をスタートすることができました。
でも、この八風平からのルートは台風による影響もあるとは思いますが、登山道が不明瞭でマーキングテープなどもなくGPSでの現在地確認を頻繁に行いながらの歩きになりました。
コースタイム(行動時間 合計4時間) 単独 2019/10/20
八風平登山口路肩7:55-ロープ敷設の岩場8:55-展望地分岐9:10-展望地9:13-展望地分岐9:15-雌岳(P3)9:25~9:35-雌岳(P2)直下9:40-雌岳(P3)9:45-高岩のコル9:55-高岩雄岳(山頂)10:25~10:30-雄岳(北峰)10:40-高岩のコル11:00-登山口下の車道11:30-八風平登山口路肩11:55
碓氷軽井沢ICからはこれから登る高岩の雄岳(右)と雌岳(左)の二つの岩峰が聳える迫力の風景を見せてくれていました。
今日の登山はもともとは恩賀の登山口から入山するつもりでしたが、台風19号で道路が通行止めとの事前情報を得たので、八風平の登山口から入ることにしました。
でも、台風の大雨で土砂で埋まったのか駐車場所が確認できず、やむを得ず近くの道路脇の路肩に車を停めることにしました。
登山口と思われる付近から山に入るとすぐに荒れてはいましたが、この林道が確認できましたので、順当に登山をスタートすることが出来ましたが、このあとはすぐにこの道路も確認できなくなり緩い傾斜の山肌をGPSを確認しながら尾根筋をたどるように登って行きました。
稜線上を歩いている時は登山道とおぼしき踏み跡を辿っていましたが、前方に岩場があり踏み跡も怪しくなったので間違いに気付き、少し引き返して改めて先ほど歩こうとしていた岩峰の真下に降り正しいルートに戻りました。
歩き始めて1時間ほどで、ロープが敷設されたこんな岩場が待ち構えていました。
前日の雨でロープは完全に濡れてビショビショでしたが、岩は足場もホールドもしっかりしていたため、ロープはほぼ使わずに登れました。
岩場を抜け10分ほどで、展望地への分岐点に到着。
足元に「←八風平 安中山の会」の標識がありました。
ここを左に折れ東に進むと展望地があります。
分岐から数分で東側に広がる展望スポットに到着です。
正面に榛名山の山塊、その右奥には赤城山も見えます。
そして右手には妙義山、左手には山急山と素晴らしい展望が得られました。
分岐に戻り改めて稜線を南下すると分岐から10分ほどで雌岳頂上(P3)に到着です。
ここからは隣の雌岳(P2)の頂が見え、右手眼下には碓氷軽井沢ICも確認できます。
勿論、ここからも隣の谷急山と奥の妙義の山塊など素晴らしい展望が得られます。
雌岳(P2)にやってきました。
岩峰の下までは行けそうですが、鎖やロープの設置はなく、とても登れそうもなさそうなのでここはパスです。
続いて雌岳(P3)にやってきました。
ここも展望が開け、目の前に雄岳の岩峰が大きく見えます。
そして、雌岳と雄岳の鞍部の「高岩のコル」まで降りてきました。
ここからいよいよ雄岳へ向かいます。
高岩雄岳への岩場のアタックに際しザックは岩場の下に置き、ウエストバックにカメラなど最低限のものを詰めいどむことにしました。
狭いチムニー状の岩を登るのに空身の方が背中で体を支えることができ楽に登ることができるからですが、まったくその通りでした。
ほぼ垂直な登りで鎖が2段にわたって敷設されていますがホールドやスタンスを確実に選びゆっくり登って行きましたが特に大きな問題はなく思ったよりスムーズに登り切ることができました。
むしろ下る時の方が足を乗せる場所を選びずらくなり鎖に捕まりながら滑り降りてしまった部分もあり、難易度は高いと思いました。
岩場に取り付いてからおよそ15分で雄岳の山頂に到着です。
山頂からの展望は最高でした。隣の妙義山塊の最高峰である谷急山、そして遠くに榛名や赤城の山塊もよく見えました。
眼下には碓氷軽井沢インターの全景が俯瞰できました。
雄岳本峰の後は雄岳北峰にも立ち寄りました。
こちらには摩利支天の碑があります。
そして、岩場の下山です。
写真は中段まで下った地点から下を覗いたものです。
高岩のコルから30分ほどで車道に下山し、駐車地点まで戻る時に雄岳(右)と雌岳(左)を眺めることが出来、満ち足りた気持ちで帰着することができました。
今日はこの後、富岡の崇台山に登ります。
本来は近くの日暮山に登りたかったのですが、こちらも下仁田軽井沢線が通行止めのため、移動することが出来なかったために急遽崇台山に変更したものです。