今回はSTCハイクの定例山行 ユーシン渓谷「紅葉とユーシンブルーを楽しむ」のハイキングに参加させていただきました。
天気予報では曇りであまり期待できるものではなかったのですが、予報に反して雲一つない快晴の状況で素晴らしい散策日和となりました。
ただ、残念なのは今年2018年1月に発生した林道の斜面崩落により石崩隧道から洞角隧道間が通行できなくなってしまい、ハイキングも石崩隧道までとなってしまったことです。
紅葉はまだ彩りを欠く状況でしたので、本来のユーシン渓谷の美しさを楽しむことは出来ませんでしたが、暖かく快晴の天気の中ゆったりと散策を楽しむことが出来ました。
コースタイム(行動時間 4時間45分) 11名
玄倉バス停9:10-小川谷出合9:45~9:50-堺トンネル10:30-新青崩トンネル10:50-石崩トンネル入口11:00~12:00-小川谷出合13:10~13:25-玄倉バス停13:55
玄倉バス停に到着して驚いたのは、ここから富士山を望むことができるということでした。
丹沢湖の東のはずれで、山に囲まれているので富士山を目にすることは想像していなかったので驚きです。
左手は不老山でしょうか丁度V字型にの中心に美しい姿を見せてくれています。
今日は帰りのバスが15時06分の予定なので、急ぐ必要はないのですが健脚揃いのメンバーの足は速く、35分で小川谷出合に到着です。
正面に見えている石棚山へはここを直進し、立間大橋を渡って行きますが、ユーシン渓谷は右の玄倉林道を進みます。
最初のトンネル境隋道です。
ここは50m程度の短いトンネルなので、明かりなしで歩けます。
次のトンネルが新青崩トンネルで、全長327mもあります。
しかも直線的ではなく途中大きく左に曲っているため中は真っ暗です。
ヘッドランプ必須なので全員ここで準備です。
トンネル内部で振り返って写真を撮るとこんな感じです。
真っ暗でランプが無いと歩けません。
新青崩隧道を出ると、出口はこの洞門になっています。
洞門の間から深く切れ落ちたユーシン渓谷を覗き込むと、大きく切れ落ちていましたので足がすくみます。
この付近の紅葉が最も綺麗でしたが、もう少し鮮やかな色合いが見れると良かったのですが・・・・
問題の通行止め地点に到着です。
残念ながら今日のハイクはこの石崩トンネルの手前で引き返すことになります。
まだ、昼食には早いですがここは車が折り返せるように少し広くなっていましたので、ここで昼食休憩となりました。
すぐ先の石崩トンネルまで行って見ると、トンネル入口がご覧のように閉鎖されていました。
トンネルは監視カメラが設置されているようです。
通行止め地点で1時間ほどのんびりと食事を済ませ下山となりました。
帰路、小川谷出合で休憩の際、立間大橋まで行ってみることになりました。
橋の上から玄倉川の下流側を覗き込んだ写真です。
ツルツルになった白い大きな岩が沢山あり美しい風景になっています。
こんな風景を見ていると悠久の時の流れを感じ感慨にふけってしまいました。
小林建材社の砕石工場がありました。
登って来るときに大型のダンプが何台も通っていたので、工事でもしているのかと思いましたが、この砕石の運搬のために通行していたようです。
付近は粉塵が舞っていたので、足早に遠ざかりました。
砕石現場は相当長く続き、発電所の近くまで砂利の堆積場があり、河原の環境保全が心配になりました。
発電所の下部にある堰堤のが真っ青な水面になっていました。
ユーシンブルーと云われるものは見たことがないのですが、このブルーも真っ青でユーシンブルーを思わせる美しいものでした。
13時15分、玄倉バス停到着です。
次のバスまで1時間以上ありましたので、湖畔でのんびり談笑タイムということになりました。
この時間になっても富士山の姿を望むことができ、今日は青空のもとのんびりとユーシン渓谷の散策を楽しむことができました。
ありがとうございました。
来年、林道が開通したら、今度は是非、玄倉ダムのユーシンブルーを見たいと思いますので、玄倉から塔ノ岳のコースで歩いてみたいと思います。