昨日の飯縄山に続き、今日は岩菅山へのチャレンジです。
台風18号の影響が気になるところですが、朝は風はあるものの思いのほか穏やかな天候で、登山には問題なさそうな状況です。
台風が接近しているため、宿泊のキャンセルもあったとのことで、朝食も一人だったため7時の予定より少し早めに準備していただき助かりました。
コースタイム (行動時間7時間45分)
ホテルサニー志賀7:25-東館山山頂駅8:15-金山沢の頭9:20~9:30-ノッキリ10:55-岩菅山11:30~12:25-ノッキリ12:45-アライタ沢13:40-小三郎小屋跡14:05-一の瀬14:50-ホテルサニー志賀15:10
ホテルサニー志賀の駐車場に車を停めさせていただいたままホテルを7時25分に出発です。
ホテルの前にゲレンデリフトがありますので、ゲレンデの草付きをリフト沿いに登って行きます。
30分ほど登ると眼下にすばらしい景色が広がってきます。
遠方には、だいぶ霞んではいますが北アルプスが確認できます。
足元にまだヤナギランも見られました。
歩き始めて50分で、ゴンドラリフトの終点東館山山頂駅に到着です。
付近は高山植物園になっていて、この時期でも色々な花を見ることができました。
タカネナデシコ イワショウブ ハクサンオミナエシ
高天ヶ原から寺子屋峰に登って行く入口に岩菅山登山口の道標があり、ここから先は登山の準備が必要との記載もあり、ようやく登山らしくなる感じです。
その岩菅山登山口から丁度30分で赤石山への分岐になっている金山沢の頭に到着。
風もあり、少し冷えてきたためここでヤッケを着込み小休止。
植物園で色々な花を見ることが出来ましたが、岩菅山へ向かう道筋でも足元で色々楽しめました。
タテヤマウツボグサ シラタマノキの実 アカモノの実
これで、展望が得られると最高なのですが、残念ながら美しい稜線はカスミ気味です。
アライタ沢からの登山道の合流地点のノッキリに到着です。
漢字の記載はありませんが変わった名前です。
ノッキリから岩菅山に向かっているときから次第に霧が切れ始め、山頂が綺麗に望めるようになってきました。
期待が高まります。
そして、稜線から周囲が展望できるようになると、雲海の上に浮かぶ山々の姿が目に入って来ました。
想定外の風景に出会え感激です。
そして、山頂到着です。
山頂から改めて北信の山々を確認。
右手にどっしりと妙高山と火打山の山塊。
中央の黒姫山、その左奥に高妻山の山塊。
そして左手の雲海の中にかろうじて山頂部だけ頭を出している飯縄山と霊仙寺山、その奥には白馬岳などの北アルプスの連なり。
飯縄山と北アルプスの間には戸隠のギザギザの山稜も確認できる。
北アルプスの山々も一望できる。
槍ヶ岳の穂先はすぐに確認できるので、山々を特定しやすい。
北側には裏岩菅山が良く見えます。
元々は、裏岩菅山まで足を延ばすつもりでしたが、今日はスタート時点からこのまま引き返すことにしていました。
南側には雲海の中に横手山その左手に浅間山、右手には四阿山が頭を出していました。
山頂で昼食をとり、風景を楽しみながらのんびりしていると、電話がかかって来ました。
ここは、携帯が通じるようです。
1時間ほど休憩の後、下山です。
下山はノッキリからアライタ沢経由で一ノ瀬からホテルに戻ります。
山頂から1時間15分でアライタ沢まで下山。
沢のよどみにはイワナでしょうか大きな2匹が足元で泳いでいました。
下山時も花々との出会いはありました。
ダイモンジソウ ゴゼンタチバナの実 シラネセンキュウ
アライタ沢から上条用水路沿いの登山道を1時間ほど歩いてスキー場のゲレンデから車道に出て、10分でこの一ノ瀬バス停に到着。
用水路沿いの歩きは想像していた水の流れは殆んど無く、変化のないい平坦な歩きが淡々と続くだけで、面白味に欠ける道でした。
バス停の先から木道に入り、時折り木道脇に咲くサラシナショウマやウメバチソウ、アカツメクサなどの花を楽しみながら出発点のホテルサニー志賀に帰着。
7時間45分の山旅を終えました。
これから帰宅となりますが、下山時にもホテルの温泉を利用しても良いとの事でしたので、遠慮なくホテルの広々とした温泉でゆっくりさせていただきました。
今日は思いの外、展望も得られているので帰宅の途につく道すがら、欲張って渋峠から横手山にも立ち寄ってみることにしました。
こちらが、その横手山の様子です。
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