15日と16日の2日間で飯縄山と岩菅山に登ってきました。
4、5日前の予報では台風18号は沖縄からそのまま中国方面に直進するものでしたが、急に方向転換し日本列島を縦断する予報に変わったため台風の状況が気になったが、宿も予約を入れた後でもあり計画通り決行することにした。
今日の飯縄山は戸隠神社中社から500mほど入った広い駐車場を起点に、西登山道で飯縄山に登り、瑪瑙(メノウ)山を経て駐車場に戻る周遊コースです。
その駐車場に到着したとき、車は1台も停まっていなかったし、駐車場の案内板も無かったため、この駐車場が地図にあるP30台の駐車場がどうか判らず、 前にある旅館「湯行館」の人に確認してしまいました。
コースタイム (行動時間5時間5分) 単独
西登山道駐車場9:35-西登山道入口9:50-萱ノ宮10:20-飯縄神社11:40-飯縄山11:50~12:15-メノウ山13:10-中社ゲレンデ分岐13:40-西登山道駐車場14:40
早朝、神奈川の自宅を出発し長野ICを降りたところまでは順調だったが、すぐに渋滞に巻き込まれる。ナビ任せで渋滞のことなど全く気にせずに長野の市街地に来てしまったことを後悔する。
30分以上は渋滞ロスがあったと思うが、イライラした気分が余裕をなくしたのでしょう、途中に立寄るつもりだったコンビニも全く忘れ去り戸隠神社に近づくころに気づく。
今日の昼はヌキかと思っていたら幸い神社近くに商店があり、何とか食料にありつけた。
予定よりも遅くなりましたが無事駐車場に到着です。
今日は平日でもあるため、山歩きに訪れる人は少ないのでしょうが、こんなにも人も、車も少ないとは思っていなかったので意外な感じです。
駐車場から15分ほど歩くと西登山道の入口がありました。
地図にある近道のようですので、ここから登山開始です。
緩やかな登りが続いていた登山道も山頂に近づくにつれ急なゴロゴロといた大きな石の道になり、それまでの単調な道が一変しました。
ガレた岩の道もすぐに終わり、その先で視界が一気に開けてヤマトリカブトの群落が出迎えてくれました。
上を見ると飯縄神社のピークがすぐ先に見えます。
この付近は展望が開け良い景色が望めますが、残念ながら長野の市街地の上には雲がかかり、その先に見えるはずの山々は雲の中です。
陽当たりの良い登山道の脇には色々な花が咲き、目を楽しませてくれました。
エゾリンドウ ハクサンシャジン ヤマハハコ
マツムシソウ ノコンギク オヤマノリンドウ
花々を楽しみながらの歩きで、飯縄山の手前のピークの東側にある飯縄神社に到着です。
残念ながらここに着いた時には周囲はガスで覆われ、本来は素晴らしい景色が広がっている風景は見えず真っ白でした。
そして、10分ほどの歩きで隣りのピークの飯縄山山頂に移動。
ここで、昼食をとりながらガスが消えないか期待していましたが、結局、全く展望は得られませんでした。
下山も時折り花を楽しみながらの歩きです。
オオシラヒゲソウだけは中社ゲレンデに下る水路脇に咲いていたものです。
初めて出会った花でしたので、印象的でした。
ウメバチソウ ミヤマコゴメグサ オオシラヒゲソウ
メノウ山まで下って来ました。
山頂のすぐ横にはスキーリフトがあります。
メノウ山も展望の良い山のようですが、相変わらず周辺はガスの中でした。
メノウ山からはゲレンデの中を直線的に30分ほど下り、この中社ゲレンデへの分岐から山道に戻り下ります。
登山道はほどなく横に水路が流れる平らな道となり、のんびり歩くことができます。
最後は駐車場に戻るためゲレンデの中の踏み跡を下って駐車場近くに直接降りることができました。
今日は、残念ながらほとんど展望は得られませんでしたが、意外にたくさんの花々を楽しめ、また初めてのオオシラヒゲソウとの出会いも印象的でした。
明日は岩菅山に登りますので、今日の宿泊先の志賀高原の「ホテルサニー志賀」に向かいますが、今まで一度も善光寺には行ったことが無いので、移動の途中で立ち寄ることにし、長野に向かって戸隠バードラインを走っていると前方に飯縄山の全景が確認できたので、思わずお蕎麦屋さんの駐車場に入り撮影してしまいました。
こんな形でも確認できたのは良かったです。