昨年6月にフォレストクラブ尾瀬ハイクで水芭蕉を見るために尾瀬ヶ原を訪れましたが、昨年は暖冬の影響でしょうか水芭蕉の見頃は例年より大幅に早く終わってしまったため、水芭蕉は数えるほどしか見ることができませんでした。
今年はそのリベンジで、再び水芭蕉の尾瀬ヶ原ハイクが企画されたため参加してきましたが、今年は昨年とは打って変わって群落して咲く水芭蕉が見られ、久々に本来の水芭蕉のある風景を楽しむことが出来ました。
反面、昨年はリュウキンカやオゼヌマタイゲキ、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、スミレサイシンなど多くの花々との出会いがありましたが、今年はリュウキンカやショウジョウバカマ、タテヤマリンドウなど見かけた花は少なく、少し物足りなさも残りました。
コースタイム (行動時間6時間50分) 参加:フォレストクラブ15名
鳩待峠8:05-山ノ鼻9:10~(植物研究日本園散策)9:50-牛首分岐10:25~10:35-ヨッピ吊り橋11:15-東電小屋11:30~12:05(昼食)-ヨッピ吊り橋12:20-竜宮十字路12:40-牛首分岐13:15-山ノ鼻13:45~13:55ー鳩待峠14:55
去年の今頃はこの鳩待峠から見る至仏山には殆んど雪は見られませんでした。
でも、今年はだいぶ冠雪しています。
事前情報では今年の水芭蕉は今が見頃ということで、今回は期待しつつ、いつもの準備体操のあと出発です。
鳩待峠から45分ほど下ると、昨年は大きな葉っぱと枯れた水芭蕉しか目にすることが出来なかった場所では、ご覧のように群落状態の水芭蕉を見ることが出来ました。
丁度見頃の水芭蕉が咲き揃っています。
往来の激しい木道からの写真撮影は大変でが、手早く済ませます。
山ノ鼻に到着後、今年は水芭蕉も最盛期なので尾瀬植物研究見本園に足を延ばしました。
池塘の向こうには至仏山が美しい姿を見せてくれています。
見本園の木道周辺の湿地には沢山の水芭蕉が顔を出していました。
遠くには燧ケ岳の姿も見える最高の風景です。
山ノ鼻から歩き始めて水芭蕉の次に多く見られたのがリュウキンカでした。
水辺に群落して咲く黄色い花は尾瀬ヶ原に彩りを添えてくれています。
牛首近くの池塘にやってきました。
この時間になって風が出てきたため、逆さ燧ケ岳を見ることは出来ませんでしたが、素晴らしい景色が広がっています。
今回の尾瀬ヶ原散策ではヨッピ吊り橋を渡り、東電小屋まで足を延ばしました。
これは、山ノ鼻で尾瀬の案内をされていた方が、水芭蕉を見るなら東電小屋の先が最高だと言っていたので、行けるかどうかはともかく、ひとまず東電小屋まで行くことにしたものです。
結果的には、鳩待峠へ戻る時間が15時30分という制約があるため、この先に進むのは時間的に難しいので、ここで昼食を済ませ戻ることになりました。
東電小屋にはもう40年以上も前に2~3度 宿泊したことがありますので、それ以来ということですが、昔は質素な山小屋風の建物でしたが、今は立派な建物になっています。
帰路はヨッピの吊り橋で、来た道を戻る組と竜宮小屋方面を経由して戻る組とに分かれ、それぞれが直接 鳩待峠に戻ることになりました。
もちろん私は少しでも違うルートを歩きたいので、後者のルートです。
竜宮十字路と牛首分岐の中間地点にあるビュースポット 下の大堀川にやって来ました。
今年は至仏山と水芭蕉で覆われた湿原を流れる下の大堀川の流れが美しく、最高の眺めです。
結局、鳩待峠には15時前に帰着です。直接戻った組は更に20分ほど早かったようです。
今回の尾瀬ヶ原ハイクでは鳩待峠への登山道脇でのシラネアオイを見かけましたが、それ以外は湿原で見かけたものです。
他にヒメシャクナゲを見かけましたが、ピンボケでした。ワタスゲも花を咲かせていましたが写真を撮り忘れました。
ショウジョウバカマ タテヤマリンドウ ニリンソウ シラネアオイ