いままで歩いたことがなかったヤビツ峠から台ノ岳へのコースを歩き、三ノ塔から直接大倉に下るつもりで出かけてきたが、天気はあまり良くなかったものの、少しものたりないので思い切って塔ノ岳まで足を延ばすことにしましたが、三ノ塔の下り道で足を滑らせ思いっきり転び、左手中指の第2関節を脱臼させてしまった。
足はすりキズだけで他は何ともなかったのは幸いでしたが、痛みもあり早目に下山をして病院へ行くつもりで、急きょ烏尾山から烏尾尾根で大倉に下ることにしたものです。
下山後、病院でレントゲン検査をしたところ関節部で骨折していることが判り、ギブスで固定をし不自由な生活を強いられる結果になりました。普段から単独行なので、危険個所では気を付けてき歩いていますが、三ノ塔の先は昔に比べ、登山道に新たに階段が設置されて随分歩きやすくなったな~と思いつつ階段を降り切った後の何でもない箇所で転倒してしまいました。
コースタイム(行動時間5時間15分) 単独
ヤビツ峠8:15-岳ノ台8:50-菩提峠9:25-二ノ塔10:30~10:35-三ノ塔10:50-烏尾山11:15-新茅荘12:20-竜神の泉13:00-大倉13:30
秦野駅発7時35分のヤビツ峠行きバスは、ほぼ満員の状態で峠に到着。
身支度を済ませ、早速すぐ近くにある登山口からスタート。
大勢の登山者がいても、ここから登る人は私だけのようだ。
15分ほどの登りで休憩所がある最初のピークに着くが、その先少し歩くと前方に台ノ岳が見えてくる。
山肌は少し色付いているが、見頃を迎えるのはまだ先のようだ。
台ノ岳の山頂近くでは綺麗に色付き始めた美しい木々を見ることができました。
台ノ岳山頂には立派な展望デッキがあります。
でも、残念ながら今日は周囲を雲に覆われ何も見ることは出来ません。
岳ノ台から菩提峠への下りの登山道から少し左手に入った所に、こんな古い祠がある。
菩提風神社とある。
岳ノ台から35分で菩提峠に到着。
駐車場は4~5台ほど停まっていたが、予想外に車は少なくガラガラです。
その駐車場の前から二ノ塔への登山道が付いていますが、入り口に二ノ塔への標識もないため心細く感じます。
実際、少し登った所で上から降りてきた女性2人が、途中まで登ったけど不安になり下ってきてしまったようて、こちらに確認を求めてきた。
二ノ塔尾根へ出る少し手前に日本武尊の足跡とやらに寄って見る。
足跡はしめ縄の先にあるのかどうか判らないが、ロープが張られて先に進めず確認は出来なかった。
二ノ塔尾根に出ると視界は一気に開け、天気が良ければ展望が得られるのでしょうが、今は残念ながら下界は雲の中。
でも明るい尾根は気持ち良く歩け、10分ほどで二ノ塔山頂に到着する。
ここで少し腹を満たし小休止。
10:50に三ノ塔到着。
当初はここから三ノ塔尾根を下って大倉に戻るつもりでいたが、やはり少し物足りなさがあり、途中で塔ノ岳山頂まで登るつもりになっていたので、ここはそのまま通過。
三ノ塔からの下りで以前は鎖の付いた岩場だった辺りが新しい階段が設置された登山道になっており、すっかり様子が変わった情況に随分楽になったなと感じながらその階段を降り切った後、何でもない傾斜の場所で不意に左足を滑らせ、まともに転んでしまった。
起き上がって左手を見たら中指が第2関節から横に傾いているので驚いたが、すぐに真っすぐに伸ばし元に戻したが脱臼だ。
結局、登山は急遽取りやめ、この烏尾山荘から烏尾尾根を使って下山することにした。
この登山道は旺文社の地図では点線コースで一般的ではないようだが、上部ではしっかりした道になっており特別に問題ない。
途中こんな地蔵尊もあり、古くから歩かれていたことを感じさせる。
烏尾尾根を下山中に登って来る1組の登山者と出会ったが、ここを利用する人は少ないようで、結局それ以外には誰とも出会わずこの新茅山荘近くの駐車場に下山。
新茅山荘からは林道を歩き約40分でこの竜神の泉に到着。
名水100選に選ばれている水ということで、水汲みに来る人も多いようだ。
ここで、汚れた手を洗い水を飲む。
竜神の泉からさらに25分ほどで、風の吊り橋を渡る。
山登りの時にこの橋を利用するのは初めてになる。
そして大倉に到着。
バスの時刻に少し間があるので、食堂でラーメンを食べ帰宅の途に。
帰宅後、早速土曜日も見てくれる整形外科病院に行き、検査の結果中指の第2関節部で骨折していことが判明。
ギブスで固定するということになってしまいました。
ついていないと云うべきか、指の骨折程度で済んで良かったと考えるべきか、とにかく大変な一日でした。