丹沢の尾根歩きは、今回は少し距離は長くなるが札掛の駐車場を起点に長尾尾根から塔ノ岳に登り、丹沢山を経て天王寺尾根で本谷川に降り、本谷橋を渡って再び長尾尾根から札掛の駐車場に戻るという周遊コースとしました。
ヒルの心配をしなければならない地域を歩くので、気を付けてはいたのですが、駐車場に戻って靴下を脱ぎ登山靴を履き変える時にズボンに付いた1匹を発見し、それを慌てて退治して特に出血の被害はなかったので安心してたのですが、自宅に帰った後、足首の3ケ所から血が流れているのをみて驚きました。
ヒルがズボンに付着していたようで、達成感に満ちた山行だと思っていたのに昔の塩水橋からの登山で味わって以来の、嫌な記憶が残ってしまいました。
(スタートしてから15分くらいはGPGログデータに誤差多く不正確です)
コースタイム(行動時間7時間55分) 単独
札掛駐車場7:05-新大日10:15-塔ノ岳10:55~11:15-丹沢山12:10~12:15-本谷橋14:35-札掛駐車場16:00
天候は午前中は晴れの予報で、午後から次第に雨が降り出すような下り坂の予報でしたが、早朝目覚めた時は厚い雲に覆われていたので一旦は止めようと思ったのですが、5時過ぎになって青空も出てきたので、改めて予定通り登ることにした。
出発時刻の7時ごろは、まだ朝も早いせいか札掛の駐車場に他の車は全くありませんでした。
駐車場から7分ほど歩くと丹沢ホームの手前に新大日・塔ノ岳への道標があり、この階段を上がるとすぐに登山道が始まります。
登山道に入って40分ほどで、本谷川・キュウハ沢に下る登山道を分ける。
帰りはこの右手の道から戻ってくることになる。
今までは長尾尾根の山腹を巻くように歩いてきたが、ここからは尾根上に上がって行く登りになる。
歩き始めて1時間45分で尾根の肩に当たる平坦な部分に着き、ベンチもあるのでここで小休止とする。
このコースは人が少ないことで、登山道に落下した枯れ枝が多いため、それらの枝を登山道脇に寄せながら登ってきたが、この付近からは尾根歩きとなるのでしっかりした道が付いていて気持ちよく歩ける。
ここで、新大日に至るまでに見かけた花々をアップする。
マツカゼソウ アズマヤアザミ タテヤマギク
ヤマホトトギス マルバタケブキ ホトトギス
長尾尾根を歩いているときには周囲の展望は全く得られませんでし
たが、大日岳から表尾根を歩き始めると、所々で視界が開ける。
あいにく、雲が多く遠方はほとんど見えないが、眼下に広がる秦野盆地ははっきり見ることができ、別に撮ったズームアップした写真で中央付近に自宅も確認できた。
10時55分塔ノ岳到着。
札掛から3時間50分でした。
時折りガスが切れ下界を望むことが出来るが、あいにく遠くの山々はすっぽり雲に覆われており展望は得られません。
ここで、20分ほど昼食休憩をとり、丹沢山に向け出発。
丁度中間点の竜ヶ馬場と日高の鞍部にきた頃、眼下の箒杉沢の景色と奥の山並みを確認することが出来ました。
右手に臼ヶ岳、その奥に山頂部に雲がかかっているが檜洞丸があり、左手に延びる同角山稜に同角ノ頭が目立つている。
塔ノ岳から55分で丹沢山に到着。
5分ほど休憩し、宮ケ瀬湖方面に下山開始。
そして、5分もしない内に、分岐がありここは右手の堂平方面に天王寺尾根を下る。
天王寺尾根は初めてだが、ここも立派な階段が設置されており快適に下れる。
この季節は登山道脇で見かける花は限られてしまうけど、それでも色々咲いていました。
ハンカイシオガマは主稜尾根の2か所で見掛けました。
ツルニンジンは本谷橋を渡ってから見かけたものですが、まとめてアップします。
シモツケソウ シロヨメナ イタドリ
ヤマハハコ ハンカイシオガマ ツルニンジン
天王寺峠から林道に降りる少し前に小さな沢沿いに下るが、そこで沢水も綺麗でしたので、10分ほど休憩。
水を飲みましたが冷たくておいしかった。
林道に降りた地点から少し上流に移動し、この本谷川を跨ぐ本谷橋を渡ります。
本谷橋を渡って振り返った橋の全景です。
立派な橋なのでお驚きました。
本谷橋から札掛への登山道を通る人は非常に少ないと思うが、破線のコースの割にしっかりした道が付いているものの、沢の様に切れ落ちた場所では、3ヶ所か4ヶ所で登山道が寸断されておりとてもハイカーが散策を楽しめる状態ではありませんでした。
大分荒れた箇所も多かったが、本谷橋から朝方通った長尾尾根の分岐点まで45分で到着。
札掛の丹沢ホーム近くでシカとの出会いもあり16時丁度に駐車場に帰着、7時間55分の山旅を終えました。