昨日は十勝岳に登ろうと思ったものの、結果的に強風のため昭和噴火口から引き返すことになり、実質的に今日のトムラウシ山が今回の北海道山行旅行2座目と云うことになる。
もちろん、このトムラウシ山も台風の影響でどうなることか心配しましたが、標高の高いエリアで殆ど雨の中を歩くことになってしまったものの、風はそれ程ではなく、予定通り山頂を極めることが出来ました。
コースタイム(行動時間8時間55分)単独
トムラウシ短縮コース登山口4:45-カムイ天上分岐5:45-コマドリ沢分岐7:00~7:10-前トム平8:00-トムラウシ分岐9:25-トムラウシ山頂9:55~10:00-前トム平11:35-コマドリ沢分岐12:25-カムイ天上分岐13:15-トムラウシ短縮コース登山口14:40
トムラウシ短縮コースの登山口にある登山届に記帳して4:45に出発。
カムイ天上の標識を確認するとすぐに前方にトムラウシの頂を確認することが出来た。
結果的にトムラウシ山を確認できたのはこの付近で見た時だけということでしたが、見ることができただけでラッキーでした。
そして、すぐ先のカムイ天上分岐点にこの新道の標識がある。
ここが、旧道との分岐のようだが、旧道は笹で覆われている状態です。
分岐から10分ほど歩き、遠く十勝連邦の山々(左端に下ホロカメットク山)も見ることが出来ました。
この後、次第に登山道脇で見かける花も多くなり、時折り花を愛でながらの登りになる。
イチヤクソウ ミヤマリンドウ ミヤマホツツジ
コマドリ沢分岐に丁度7時到着。
ここで、東大雪荘で作って戴いたおにぎりで朝食です。
コマドリ沢分岐からも沢沿いにミヤマキンポウゲやチシマフウロなどが一面に咲き乱れる花の路の様相になる。
ミヤマキンポウゲ チシマフウロ ウサギギク
コマドリ沢の最後にこのガレ場を右に横断し前トム平へ登っていきますが、ここからはいままでの登山道の印象と違い、木はハイマツが主体の見晴しの良い登山道になります。
前トム平まで登ってくると、急にガスがたち込め周囲の展望がきかなくなり結局山頂まで周囲の景色がわからないままでした。
でも、時折り足元で色々な花が彩りを放ってくれます。
コマクサ ウメバチソウ イワイチョウ
トムラウシ公園にきましたが、天気が良いと気持ちよさそうですが、今は足元の花を眺めながらの歩きになります。
エゾノユガザクラ ハクサンコザクラ テングクワガタ
エゾツツジ カラマツソウ イワギキョウ
トムラウシ山山頂は9:55着で、登山口から5時間10分でした。
標準コースタイムの8掛け位なので、途中のチェックポイントでも随分近いと感じていましたが、ここは少し余裕をもって設定されているのでしょうか。
この山頂も天気がよければ最高の展望が得られるのでしょうが、今は何も見えない上、風で寒くもあるので早々に下山としました。
途中、コマドリ沢辺りで丁度雨も上がったので15分ほどの昼食休憩をとり、その後ものんびり下山し駐車場に14:40の帰着となりました。
結局トータル8時間55分の歩きで無事トムラウシ山登山完了です。
台風の影響を心配しましたが、雨も風も大したことはなく満ち足りた気分で、宿泊する東大雪荘に向かう。