初日に大雪山 旭岳の周遊登山を楽しみ、2日目に十勝岳登山を予定していましたが、朝は絶好の登山日和ということで歩き始めたものの、次第に強風に曝される状況となり、稜線上の昭和噴火口まで登ったところで猛烈な風で、とても歩けるような状況ではなく、やむなく撤退ということになってしまった。
結局、この日は午後から美瑛・富良野の観光ということにしてしまったが、3日目にトムラウシ山に登った後、最終日に台風の影響でどうなるか気をもみつつ改めて十勝岳にチャレンジすることが出来、何とか当初予定の北海道の3座に登ることが出来ました。
ただ、この日も台風の影響で雨模様の天候で、計画していた十勝岳から美瑛岳、雲ノ平を巡る周遊登山が出来る状況でもなく、十勝岳単独の往復のみとなりました。
記載のコースタイムは8/16のものですが、昭和噴火口までの写真は8/14のものを使用するなど混在しています。
コースタイム(行動時間5時間30分)単独
吹上温泉白銀荘9:05-十勝岳非難小屋10:00-昭和噴火口10:55-十勝岳12:00~12:10-昭和噴火口12:45-十勝岳非難小屋13:35-吹上温泉白銀荘14:35
白銀荘のキャンプ場は夏休み中のためか、ご覧のようにキャンプを楽しむ沢山のテントで溢れていました。
キャンプ地の上が十勝岳への登山道入口になっています。
十勝岳非難小屋の少し下にある雲ノ平分岐辺りからはまだ十勝岳の山頂と思しき頂がしっかり望めていたのですが・・・・
昭和噴火口の稜線に近づくころから次第に風が強くなり、この昭和噴火口の稜線に立った時点では立っているのがやっとの状況でした。
この写真では、とてもそんな状況にあるようには見えませんが、風のために動いてしまう体を保ちながら、ようやくこの写真を撮り、早々に下山せざるを得ませんでした。
ここから山頂までの写真は翌々日の8/16のものです。
昭和噴火口を覗き込み眺めてみると大きな火口が口を開けています。
山頂に至る前に雨に見舞われ、山頂に到着したときにはガスもかかり全く展望が得られません。
さらに、風も強く寒いためすぐに岩陰に入り風を避けて休憩し、すぐ下山です。
登っている時には気付かなかったのですが、下山時に稜線の右手に雪渓が残った沢がありました。
およそ35分で昭和噴火口にまで下山し、ようやく一息つきます。
下山は8/14の写真。
下山途中に富良野岳を望むことができました。
そして足元にはエゾオヤマリンドウが可憐に花を咲かせていました。
途中で、こんなに美しい虹との出会いもありました。
望岳台への登山道から白銀荘への道に入り、途中の溶岩帯の岩場から目の前にすばらしい景色が広がっていました。
一面のハイマツの奥に前十勝が顔を出しています。
結局、8/16は台風の影響で山頂部は雨風に見舞われ、とても十勝岳から先に進める状況では無かったため、当初予定していた美瑛岳への周遊登山は断念し下山することとし、スタート地点の白銀荘に帰着です。
これで、今回の北海道の山行旅行で予定した百名山3座は無事制覇ということになり、最後に白銀荘の温泉でサッパリして帰宅の途につきました。
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