2014年9月に丹沢の主脈縦走を行ったが、今回は丹沢の主稜コースを歩く。
主稜と呼ばれているコースは、搭ノ岳から丹沢山、蛭ヶ岳、臼ヶ岳、檜洞丸と続くコースで、このコースを歩くのは初めてであるため、下山後の終バスのことを考え西丹沢自然教室をスタート地点とし、大倉まで下ることとした。
ある程度時間が読めれば、大倉を早朝出発し西丹沢自然教室に早めに下山したほうが良いかも知れない。
コースタイム(行動時間11時間) 単独
西丹沢自然教室8:30-檜洞丸11:20~11:25-臼ヶ岳12:55~13:05-蛭ヶ岳14:20~14:25-丹沢山15:55-塔ノ岳17:00-大倉19:30
天候は曇り空で、雨の確率も低かったので展望はあまり期待できないが、陽ざしが強いのも考え物なので、決行することにした。
8時半少し前に、この西丹沢自然教室に到着。
手早く登山計画書にコースなどを記入し提出。
歩き始めは霧雨だった。
45分でゴーラ沢出会に到着。
ここからツツジ新道で檜洞丸への登りが始まる。
前を行く登山者も同じコースを歩くということだ、若いだけにさすがに早い。
檜洞丸に2時間50分ほどで到着。
途中、霧雨は降っていてもたいしたことは無かったが、完全に雲の中のため、南西からの風により吹き付けられたガスが木の葉に当り、それが水滴になって降り落ちてくるので、林の中に入ると雨に降られているのと同じ状況になっていた。
山頂のベンチで軽く腹ごしらえをし小休止したあと、早速先を目指す。
山登のもう一つの楽しみは花々の鑑賞だ。
ゆっくり観察するという訳にはいかないが、ここに来るまでに登山道脇で見かけた花をアップする。
ヤマアジサイ バライチゴ アカショウマ
マルバタケブキ ヤマホタルブクロ クルマユリ
檜洞丸から先は初めてになるので様子がわからなかったが、歩く人が圧倒的に少なくなるこのコースも、他と同様良く整備されていて驚きでした。
立派な階段も多く、歩きやすい。
檜洞丸から丁度1時間半で臼ケ岳に到着。
山頂は木々に囲まれガスの中だったが、展望は良くなさそうだ。
中央にベンチがあり同じルートを歩くもう一人に会う。
檜洞丸から先のルートでも登山道脇に見かける花々は意外と多く、初めて出会う花もあり楽しめる。
ウスユキソウ ナガバノコウヤボウキ イケマ
シモツケソウ シモツケ キンレイカ
14:20ようやく蛭ヶ岳に到着。
臼ヶ岳からの登りの後半は、大分バテバテ。
先行していた単独行者に撮影していただいた。
ここでも簡単に腹を満たし、先が長いのですぐ出発。
更に、丹沢山には蛭ヶ岳から1時間半かけ到着。
この時間になると蛭ヶ岳からここまで誰にも会わず、静かなものです。
主脈ルートに入ると見かける花が少なくなるがオトギリソウなど華やかな花はうれしい。
ヤマハハコ ヤマオダマキ オトギリソウ
そして、17時ようやく最後のピークの塔ノ岳山頂です。
ここからはひたすら下るのみとなる。
少し下山し、少し膝に痛みと違和感があるため、膝にサポーターを装着。
幾分楽になったが、余り急いでも足を痛めると怖いので着実に足を進める。
結局、大倉のバスターミナルに到着したのが、暗くなった19時30分。
明るいうちに下山したいと思っていましたが、久々の長時間の山歩きだったのでやむを得ないか。
丁度渋沢行きのバスもすぐ出るようでGoodタイミングでした。