今年の秋のフォレストクラブ尾瀬ハイクは、大清水からの尾瀬沼散策コースと鳩待峠を基点にした尾瀬ヶ原散策コース/アヤメ平散策コース/至仏山登山コースに加え、急遽笠ヶ岳登山コースも加えていただきましたので、10年前に登って以来久々ですが、改めて静かで落ち着いた笠ヶ岳の登山を存分に楽しむことができました。
この日は、ほとんど雲のないすばらしい晴天で、山頂から360°のパノラマ展望を堪能することが出来ましたし、前回の登山の際に気になっていた笠ヶ岳山頂から眼下に見えた池糖(片藤沼)にも立ち寄り、山上に浮かぶ沼とその奥に顔を出す燧ケ岳の風景も見ることもでき、充実したすばらしい山旅となりました。
コースタイム(行動時間6時間55分) 総勢5名
鳩待峠7:30-笠ヶ岳分岐9:05-小笠10:05-笠ヶ岳10:50~11:35-片藤沼12:00~12:05-笠ヶ岳分岐13:30-鳩待峠14:25
登山口で登山カードを記入。
至仏山コース組7名と合わせた総勢12名が7:30スタート。
林の中の登山道をおよそ40分ほど歩き、登山道が木道になってくると次第に展望が開けて、周辺の山々が見渡せるようになります。
そして、前方にこれから向かうピラミダルな笠ヶ岳の頂を見ることができるようになってきました。
原見岩まで来ると尾瀬ヶ原とともに燧ケ岳がはっきりとその姿を見せてくれます。
今日は空気が澄んいるので、燧の左手に会津駒ケ岳の頂もはっきり確認できます。
ほどなくオヤマ沢田代です。
その田代からは湿原の向こうに燧ケ岳を望むことが出来ます。
笠ケ岳分岐で至仏山コース組と別れ、歩き始めてすぐにオヤマ沢田を上から眺めることが出来る地点があります。
ここからは正面に日光白根山や、やや右手に皇海山も眺めることが出来ます。
悪沢岳の標柱を確認したあと、しばらく眺めの良い山腹を歩く道が続きますが、ここは本当に気持ちよく歩ける場所で、眼下に谷川岳や朝日岳の山塊を見ながら、こんな魚眼風の写真もとってみました。
笠ケ岳の左手に武尊岳も意外に近く見えます。
悪沢岳からの気持ちの良い稜線散歩のあと、しばらく樹林帯の中のぬかるみ気味の道を歩き、最低鞍部から少し登ると、この小笠の直下に到着します。
分岐からここまで丁度1時間ほどでした。
そして、笠ヶ岳を巻くように南側の山頂と湯の小屋への分岐に到着。
ここで目前に広がる景色を眺め、ここから山頂へ一気に登ります。
笠ヶ岳山頂に10:50到着。
鳩待峠から3時間20分でした。
山頂からの展望は正に一級品で、小さな山頂の岩の上に立ちパノラマ撮影。
昼食をとりながら地図を広げ、目の前の山々の山座特定に励みます。
日本百名山が目白押しです。
夏に登った越後駒ヶ岳、その左手の立派なピークの中ノ岳。素晴らしい展望です。
至仏山と小至仏山の奥に燧ケ岳が並ぶ至極の風景。
南側にはすぐ近くに武尊山の山塊が広がります。
足元には片藤沼が魅力的です。
下山時に、その片藤沼に立ち寄ってみました。
笠ヶ岳山頂からにおよそ25分でその片藤沼に到着。
ここに来るまでは沼のすぐ傍まで来ることが出来ると思っていませんでしたから、沼の奥に燧ケ岳の頂が望めるこんな風景に出会え最高でした。
帰路は日光連山を眺めながらの下山です。
笠ヶ岳分岐に13:30ごろ到着し、あとは鳩待峠まで相変わらずの晴天の中を気持ち良く下ります。
結局、鳩待峠へは下山リミット時間の15時よりも大分早い14時25分で、片藤沼から要した時間は2時間20分のハイペースなものでした。
今日は、終日晴天に恵まれ最高の1日を過すことができました。
大変ありがとうございました。