午前中の富山ハイキングに続いて今日の2山目は鋸山だ。日本寺の東管理所の駐車場に車を停め、ここから林道金谷元名線を遡り、林道口から稜線上を鋸山に登り、展望台を経由して石切り場跡を見ながら日本寺に入り境内の石仏を見学しながら駐車場に戻る周遊コースを楽しむ。
コースタイム(行動時間 4時間05分) 単独
日本寺東管理所無料駐車場9:45-林道口10:50-鋸山11:40~11:50-展望台12:05~12:10-日本寺北管理所12:40-東管理所駐車場13:50
富山の町営駐車場から20分ほどで日本寺東管理所にある無料駐車場に着いた。
意外に近くにあり時間的にも大分余裕ができた。
鋸山へは林道金谷元名線の林道口まで行き、そこから鋸山への稜線歩きをする予定なので、まずは車道を戻るように歩き始める。
富津館山有料道路の高架下を通って鋸山ダム湖の湖畔を歩いているとこんな梅林の中のスイセンの栽培地があった。
梅は咲き始めで花が少なく寂しかったがスイセン花壇の中にある梅林と云う景色は他ではあまり見かけない。
駐車場から1時間強で林道口の鋸山登山口に到着。
ここからようやく登山道に入る。
稜線歩きのといっても周囲の木々は青々とした常緑樹が多く、いかにも千葉県の山らしい感じがする。
登山口から50分ほどで鋸山到着。 山頂は北側のみ開けており遠く東京の方まで見渡せるが、目をこらしてスカイツリーを確認しようとしても見つけることは出来なかった。
ここで簡単にお腹を満たし景色の良い展望台に移動。
その展望台は山頂と比べても標高に大差なく展望は抜群。
ただ、丁度昼時でもあるため人も多く居場所がちょっと狭くなる。
写真の左手奥に先ほど登ってきた富山の双耳峰が確認できる。
北側は富津館山有料道路がこの山の下をトンネルで抜けていく。
今朝ここを通ったとき、山の斜面に多くの石切り場の跡を見ながらトンネルをくぐったが、これからその石切り場に下りていく。
石切り場の石と同じように岩場の石を階段状に切り出して造ったのだろうが、急斜面で危険だ。
手摺りにつかまりながら慎重に降りる。
最初の石切り場跡はご覧の場所で奥深くまで切り出した様子がわかる。
崩落の危険があったのだろうか、後から柱で補強したような跡とも見受けられる。
ここでは見事に直角に綺麗に切り出された岩が普通では考えられない形のため印象的だ。
日本寺の北管理所に向かって登って行くと山頂部に突き出た地獄のぞきの展望台に人見える。 ここから見てもいかにも落ちそうで気になる。
北管理所で拝観料600円を払って日本寺境内に入ると最初に目に飛び込んで来たのがこの百尺観音。
古くからあると思ってたが、自宅に帰って改めて確認してみたら昭和41年の建立ということでまだ47年しか経っていませんでした。
次は山頂展望台まで登ってまずは地獄のぞきをパチリ。
ここから見ているだけで怖そう。
今度は私がその地獄のぞきに行き下を撮影、気のせいだと思うが少し揺れるような感じがしたので早々に離れる。
この付近からの展望も良く、先ほどまではあまり見えなかった三浦半島を見ることが出来た。意外に近くにある印象だ。
展望台での景色を堪能したあとは駐車場まで境内にある見所を見学しながらのんびり下る。
石仏はあちこちに数多くあるが、これは百躰観音で石仏がおそらく100体あるのだろう。(数えなかった)それぞれ顔立ちが異なる。
千五百羅漢はきちっと残っているものは少ないのか、とても千五百もあるようには思えない。
頭部がない像も沢山あり下の方にまとめて置いてあった。
最後は大仏だ、案内のチラシによるとこの大仏(薬師瑠璃光如来)は総高31.05mで鎌倉高徳院の大仏13.35m、奈良東大寺の大仏18.18mと比べても圧倒的に大きいと云うことだ。
原型は天明3年(1783年)の製作と云うことなので230年前になるが、当時としては一大事業だったのでしょう。 大きさは鎌倉の大仏の2倍以上となるが、大きさをそんなに感じないのはバックの山が大きく広がっているためでしょうか。
駐車場の上に見事な紅梅があります。 丁度満開の時期のようで美しい花々に心も華やいだものになります。
東管理所の駐車場に13:40到着。
出発してから4時間5分で日本寺含めて回ることが出来た。
この後ゆっくり温泉に浸かって帰宅するつもりで、調べていた「海辺の湯」の電話番号をナビに入力したが検索結果は「該当なし」で見当たらず、結局予備で考えていた「かぢや旅館」にお世話になりました。
幸い時間も早かったせいがお風呂場は独占状態でのんびり心おきなく入ることが出来、満ちたりた気分で帰宅の途につく。