大中寺の駐車場から大平山神社を経て大平山へ、そして紅葉の稜線歩きを楽しみながら晃石山に登り、桜峠から清水寺へ下ったあと林道で大中寺に戻る周遊コースを歩く。
大中寺駐車場7:05-大中寺7:20-大平山神社7:45-大平山8:00-ぐみの木峠8:15-晃石山8:40~8:45-桜峠9:15-清水寺9:35~9:55-大中寺駐車場10:25
神奈川の自宅から2時間半ほどかけて、大中寺の大きな駐車場に車を停めこの参道に入る。
写真は帰着時に撮影したものだが、出発時の午前7時ごろは厚い雲におおわれまだ少し薄暗い参道でした。
この奥の大中寺本堂の右手奥に大平山神社に向かう登山道がありますが・・・・・・
その登山口がこの写真の場所になりますが、少し引っ込んだ場所にあつため最初はこの入口が判らずに登山口を探しながら大分下まで降りてしまい、再び最初に戻って探し直しこの小さな道標がある入口を見つけました。
登山道を15分ほど登り、舗装された車道に出て、そこを右手に向かうと大平山神社へ向かう参道の入口がある広場に出る。
この付近はまだ美しい紅葉が見られました。
天気が良ければもっと映えるのでしょうが残念です。
大平山神社へは横手の参道から登ること5分ほどで到着。
まだ、ほとんど人出はない本殿で参拝を済ませこの右手にある登り口から大平山を目指す。
神社から10分強で富士浅間神社の社がある大平山山頂に到着。
この神社の裏手が山頂になっているが、周囲は木々で覆われているため山頂と云う感覚は得られない。
大平山から晃石山へ向かって行くと右手に電波塔への道を分けてすぐ、ぐみの木峠に着く。
ここから大中寺への道も有り、時間的にはこの道を登って来た方が早いのだろうが、初めてでもあるため順当に神社経由とした。
晃石山への稜線を歩いていると左手の展望が大きく開けた場所があった。
曇り空だったが、遠くの筑波山の手前だけ陽が差し込む美しい景色を見せてくれました。
大中寺駐車場から1時間35分で晃石山山頂到着です。
天気が良ければ日光連山まで望むことができるのでしょうが、今日は近場の山々しか確認できません。
ここから桜峠へはこの神社の左手の登山道に入りますが、来た方向に対し戻るような方向にあるため最初はこの道が分かりませんでした。
桜峠へ近付くと木製の手摺りが設置された立派な登山道になるが、あいにくこの付近になると大きな雨つぶが落ち始めた。
ほどなく桜峠到着。
当初の予定ではここから馬不入山(うまいらずさん)をピストンするつもりでしたが、雨足が収まりそうもないため、ピストンを止めここから清水寺(せいすいじ)に下ることにした。
それにしても桜峠から西側の展望は遠くまでたくさんの山並みが連なるもので、わずか291mからの展望とは思えないすばらしいものでした。
清水寺に下ったあと、隣の観音堂にある十三仏を見学するため立ち寄ってみました。
右から不動明王・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・地蔵菩薩・弥勒菩薩・薬師如来・観世音菩薩・勢至菩薩・阿弥陀如来・阿閦如来・大日如来・虚空蔵菩薩と並んでいます。
近くにある案内によると「人が亡くなった命日(忌日)に行う十三回の各法要に合せて、その忌に故人を守る本尊として、 一明王・五如来・七菩薩をあてはめたもので、各々の御仏が法刀をもって衆生を導いてくれます。
亡き親を慕い、先立ちした肉親を偲び心静かにご参拝下さい」とある。
このころ再び雨が激しくなり十三仏の上にあるこの観音堂の軒下を借り雨宿りがてらお昼のお弁当休憩としました。
雨が小降りになったところで昼食も終わり再び歩き始めますが、観音堂の入り口付近は丁度モミジの紅葉が見頃で、付近が一段と華やいでいました。
清水寺から大中寺へ通じる道は舗装道路ですが、通る車もなく落ち葉が積もる静かで落ち着いた道でした。
時折、小鳥も姿を現わし目を楽しませてくれます。
結局、清水寺から30分ほどでスタートポイントの大中寺駐車場に到着。
朝は数台でしたが、大分増えています。
晩秋の大平山・晃石山を周遊するハイキングは雨にも見まわれましたが、静かな山旅を楽しませていただきました。
今日はこの後、足利行道山へ登るため早速 浄因寺へ移動です。
今回は途中多くの方と挨拶を交わしましたが、意外に多かったのが散歩がてらでしょうか手ぶらで歩かれている方々でした。
その殆んどが単独でしたが、そんな所もこの山が地元の方々に愛されていることをうかがい知ることができた点です。
羨ましい限りです。