5月ゴールデンウイークの2日目は青森県の八甲田山への登山だ。
酸ヶ湯温泉から地獄湯の沢を通って八甲田山の最高峰「大岳」を目指すもので、ここは多くのスキーヤーに混じって登る登山者の数も多かった。
コースタイム(行動時間3時間45分) 単独
酸ヶ湯温泉8:40-仙人岱避難小屋付近10:00~10:05-大岳(八甲田山)10:55~11:20-酸ヶ湯温泉12:25
宿泊した「ホテル十和田荘」での朝食前に湖畔まで散歩に出る。
今日も天気に恵まれありがたい。
いわゆる奥入瀬川沿いのこのルートは観光スポットとして名高いが、早朝はまだ観光客の姿は少なく静かな気配が漂っていました。
八甲田十和田ゴールドライン(国道103号)に入り酸ヶ湯温泉が近くなると道路の両側の雪の壁は次第に高くなる。
インフォメーションセンターがある無料駐車場に着いたが、心配した駐車スペースにはまだ大分余裕があった。
ここはスキーや登山だけでなく観光に訪れる人も多く賑わっている。
あちこちにあるトレースをたどりルートを確認しながらしばらくは林の中を緩やかに登って行く。
硫黄の匂いも大分漂っているが、そんなにキツイものではない。
歩き始めて1時間ほどすると、沢も大分狭くなりもうすぐという感じです。
地獄湯の沢の上部になると積雪も少なくなり、水の流れる音も聞こえ春のうららかな様子が感じられるようになる。
林の中にある避難小屋からは人声も聞こえてくるが、小屋には寄らずここで小休止とする。
同じ場所で八甲田の大岳を見上げると、雪面のどこを登っても行けそうな感じですぐそこに山頂が望めます。
ここでアイゼンを装着し、この登りに備える。
大岳へ登り始めて山頂までの中間地点あたりで振り返ると、とても5月とは思えないほどの素晴らしい雪景色が広がっている。
雪面を登り切り山頂直下の夏道でアイゼンを外してから山頂に到着。
仙人岱避難小屋から丁度50分だった。
山頂には大勢の登山客がいるが、八甲田ロープウエイの山頂駅の方から登って来た方が多いようだ。
その北側の景色はこんな様子だが、遠くには青森市街や青森湾も確認できる。
この左手には岩木山も確認できたが、おぼろげに見えただけだったのは残念。
山頂で少し休憩のあと下山にかかる。
雪面の下山は前方の素晴らしい景色を眺めながら、そして
左手には高田大岳の綺麗な三角錐の山が見えるような印象的な風景が広がる中での下山は気持ちいいい。
下山時は仙人岱避難小屋には向わず、雪面の途中から右手の林の中に入りルートを少しショートカット。
林を抜け沢の中央部のルートに戻った後はのんびりこの沢を下る。
雪面の下山はさすがに早く、山頂から1時間ほどで酸ヶ湯の駐車場が見えてきた。
駐車場に戻る直前に右手の雪の中に酸ヶ湯温泉の建物があることに気がついた。
登っているときには全く気付かなかったが、ここから見ると雪の中だ。
駐車場に戻り短いながらも楽しめた充実した山行を3時間45分で終了。
元々、ここまで来たのだから酸ヶ湯温泉に入ってから帰るつもりだったので、直ぐに酸ヶ湯温泉に移動し係りの人の案内で駐車場に車を入れ正面左手の温泉へ向う。
入湯券は自動販売機で購入するシステムで日帰り入浴の値段は600円だが、混浴湯と男女別の湯それぞれ別の券を購入するようになっている。
温泉に入るなら気気遣うことなくゆっくり入れる男女別の方が良いと思い入場券を購入し浴場に行って唖然とした。
報道で見る混浴湯の千人風呂と違い見事に小さな浴槽で、5、6人でいっぱいになるようなものだった。洗い場も4つしかなく、なんと言う狭さなんだ。せっかく、広々とした温泉でのんびり湯を楽しむつもりだったのに小さな風呂に人も多くのんびりつかることなく引き上げる結果に大失敗。
風呂から上がり併設されている食堂でおそばを食べて少し遅い昼食を済ませてから今日の宿泊地八幡平に向う。
明日は連休3日目の岩手山登山だ。