鹿沢温泉(かざわおんせん)から角間峠を経て湯ノ丸山へ
湯ノ丸山から烏帽子岳へ登り地蔵峠へ下る周遊コースを満喫
コースタイム (行動時間 6時間)単独
鹿沢温泉10:30-角間峠11:25-湯ノ丸山12:40~12:45-鞍部13:00-烏帽子岳13:45~14:05-鞍部14:35-地蔵峠15:15-(自転車)-鹿沢温泉15:30
地図はGPSデータの軌跡をGoogle Earthに乗せて表示させたもの。
(黄色;往路 赤;復路)
地蔵峠の駐車場では登山者の姿もあったが、この鹿沢温泉から登る人はいないのか、広い駐車場に車は1台も停まっていなかった。
駐車場の前の登山口から角間峠を目指し10:30に出発。
15分ほどで大きく視界が開け、吾妻屋のある休憩所に着く。
正面には湯ノ丸山の北峰が綺麗に見える。
雲もなく最高の登山日和で、ついのんびりしたくなる場所だ。
休憩所からは開けた日当たりの良い緩斜面を行き、登山口から1時間ほどで角間峠に到着。
峠からは稜線にうっすらと積雪が見られる中、直線的に登って行くが、およそ20分で篭ノ登山から浅間山に至る山並みが見えるようになる。
更に少し登ると四阿山と根子岳の山塊がきれいに見えてくる。(右のピークは角間山)
この四阿山は2008年6月に登ったがその時のことが思い起こされる。
さらに数分もすると周囲の展望が一気に広がる場所に出る。
特に北アルプス後立山連峰の連なりが見事だ・・・・。
北西の方向には冠雪した火打山、妙高山まで確認できる。
(写真は望遠)
ここで、丁度お昼時でもあるため、この素晴らしい景色を眺めながら昼食とした。
湯ノ丸山北峰は石がゴロゴロと集まった場所で3角点の石柱があるだけで標識は見当たらない。ここから南峰はもう目前に見える。
12:40 湯ノ丸山到着。
広い山頂はさえぎるものもなく、周囲の展望が欲しいがままだ。
これから向かう烏帽子岳の向こうに北アルプスの連なりが美しい。
周囲のどこを見ても素晴らしい展望だ。
烏帽子岳の山腹を良く見ると山肌の笹原に刻まれた登山道が確認できる。
湯ノ丸山から烏帽子岳へは鞍部まで15分ほど下り、再び登り返すが烏帽子岳への稜線までは思ったほど時間は掛らず20分程度で稜線に到着した。
稜線に上がってからは緩やかな登りで、一つ偽烏帽子岳のピークを超えるが、稜線上からやはり20分ほどで烏帽子岳山頂に着く。
もちろん、ここからの眺めもまた最高でここでもしばらく休憩を取りながら周囲の展望を楽しむ。
写真は上田方面の山並みだが、眼下に広がるこの景色を眺めていると時間が経つのを忘れる。
この写真ではわかりずらいが偽烏帽子の奥に富士山の姿も確認できる。
山頂で景色を堪能した後14:05下山開始。
帰路は湯ノ丸山との鞍部まで下ったあと、山の山腹を巻くように地蔵峠に到着。
烏帽子岳から1時間10分だった。
駐車場は大半がスキーを楽しむ人たちの車だろうが、朝よりも大分減っている。
駐車場から鹿沢温泉は朝デポしておいた愛車にまたがり坂道をのんびり下る。
この街道沿いには東御(とうみ)市にある新張(みはり)集落の1番地蔵から、地蔵峠を越え、鹿沢の100番まで百体の地蔵が立てられている。
途中これらの地蔵を確認しながら出発地の駐車場に到着。
今日の温泉はもちろんすぐそばにある紅葉館にお世話になる。
浴槽は内湯だけで質素なものだが、マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉の源泉かけ流し、加水加温なしという温泉は最高で、贅沢な一時をのんびり過ごし帰路につく。