コースタイム(行動時間9時間20分) 単独
たかね荘駐車場6:25-羽衣池6:40-賽ノ河原7:30-牛首山8:35~8:40-扇山9:00-赤岳11:50~12:25-大天狗13:30-小天狗14:15-分岐14:25-登山口入口14:55-たかね荘駐車場15:45
昔の山行記録で1967年7月と1968年11月に硫黄岳から赤岳の縦走の記録は確認できたのだが、それ以後にも登った記憶はあるのだが、記録が残っていないため1968年以来の八ヶ岳登山になるのだろうか。いづれにしても今回は初めて八ヶ岳の東側の真教寺尾根から赤岳の山頂を目指すことにした。
たかね荘の広い駐車スペースには殆ど車は停まっておらず、他に登山者は全く見られない。ここから登る人はそう多くなさそうだ。
支度を済ませ6:25たかね荘の左手の遊歩道に入り、すぐ羽衣池への道に分け入る。
(写真は帰着時撮影)
15分ほどで羽衣池に着くが池といっても殆ど葦で覆われたものだ。
ここから笹原で覆われた登山道をしばらく進むと丁度40分でスキー場のリフト終点に到着する。この上に展望レストハウスがあり、ここからの眺めは最高なのだろうが、今日はあまり遠くは望めない。
犀の河原はレストハウスのすぐ上にある。
ここからは牛首山の奥に目指す赤岳が望める。
笹原で覆われたカラマツ林の中を気持ち良く高度を上げると次第に所々で展望が開けるようになり、牛首山到着8:35。
ここで小休止。
次第に岩が多く見られるようにな登山道となり、扇山からしばらく平坦な道が続いたあと、赤岳本体の登りにかかる。
少し登り振り返ると先ほどの扇山から牛首の山並みが綺麗に見える。
隣の天狗尾根の大天狗、小天狗も間近に見て取れるようになる。あいにく尾根の上部に見えるはずの山頂は雲の中で残念だが・・・・。
真教寺尾根も上部になるに従い足場の悪い急なクサリ場で角度も急なものになる。
今日は前後に人の気配は無いが、浮石も多いので石など落とさぬよう慎重に進む。
途中岩場のあちこちに咲く
イブキジャコウソウ(左)や
トウヤクリンドウ(右)
の花に癒される。
11:35キレット小屋からの縦走路との合流地点着。
山頂はもう直ぐだ。
行者小屋方面からの登山道と合流すると登山者も多い。
ほどなく山頂到着 11:50。たかね荘から5時間25分だ。山頂は多くの登山者がいる。割りに若い人が多い。
展望は山頂の小屋を確認できる程度だ。
ともか記念写真を撮り、昼食とする。
結局、ガスは切れず周囲の景色は拝めないまま下山することとする。
帰路は山頂小屋の横から県界尾根を下る。
少し下るとクサリ場となるが、真教寺尾根の傾斜と比べると幾分ゆるやかで、下りはこの尾根の方が楽かも知れない。
ただ、こちらも石などを落とさぬよう細心の注意を払いながら下山する必要がある。
急な道を20分ほど下った所で展望荘への分岐となるが、丁度り稜線上の鞍部に建つ赤岳展望荘が確認できた。
途中の岩場で出会ったタカネナデシコの群落は見事だ。
大天狗のピークには山頂から1時間ほどで到着、さらに小天狗のピークまで45分ほどを要したが、旺文社の5万分の1の地図では小天狗の手前に清里スキー場方面への分岐があるが、それらしい分岐は確認出来なかった。
念のため5分ほど引き返したが結局、分岐は確認出来なかった。
やむなく今度は、小天狗の先に進んで見ると凡そ200mくらい下った地点に道標があり右に登山道入口の標識を確認した。
一先ずホットしたが、地図が違っているのか道が変わったのか不明だが下山者にとっては非常に問題のあるアンッマチと思う。
分岐から30分ほど急な斜面に刻まれた道を一気に下るが、途中沢筋の堰堤だらけ景色に複雑な心境になる。
登山道入口まで下った後は、立派な堰堤をいくつも越えながら沢伝いに下り、やがてそのまま林道を歩み、そして舗装道路を下って駐車場所のたかね荘に到着する。
今日の温泉は甲斐大泉駅の近くにある大泉温泉パノラマの湯だ。わずかに褐色した湯で若干ぬめりも感じる。天気がよければ露天風呂からの眺めが最高なのだろうが・・・・・地の利がよいためか意外に混んでおり、のんびりと云うわけには行かなかったがゆっくり汗を流し岐路につく。