コースタイム(行動時間5時間35分) 単独
皇海橋7:55-不動沢のコル9:15-皇海山10:05~10:30-不動沢のコル11:05-鋸山11:45~11:55-不動沢のコル12:25-皇海橋13:30
沼田から120号線で追貝(おっかい)に行き、吹割大橋の手前の信号を皇海山の案内板に導かれながら進むと、すぐ栗原川林道に入る。林道は1車線で狭く、すべて未舗装で次第にひどい粉砕ジャリの悪路となり、目的地までの距離は20数キロなのだが、車高の高い車でも確実に1時間は見ておかなければならない、いやになる程の道のりだ。
幸いすれ違う車もなく、無事皇海橋の手前にある駐車スペースに車を停めることが出来た。早朝にも関わらず、すでに多くの車が駐車している。
登山口は橋を渡った左手にあり、最初は林道支線を行くがすぐに左手に登山道の入口となる。5分ほど歩き不動沢を渡渉してからほぼ沢沿いの登山道となる。笹原の登山道や沢伝いに作られた道は渡渉する辺りでやや不明瞭となる部分はあるがマーキングテープが多くあるので容易に確認が出来る。
丁度1時間ほどで水量の少ない沢の中を直登するコースとなる。
ここを上り詰めるとほどなくやはり直線的な急な登山道となるので上の明るい稜線の雰囲気を感じながら一頑張りすると不動沢のコルに到着する。登山口から1時間20分程だ。ここからは鋸山の頂が良く見える。小休止の後、皇海山を目指す。
最初はなだらかな稜線だが次第に急登となり一気に高度を稼ぐ。
2箇所ほど、補助ロープが張ってある。
途中、また面白いオブジェを見つける。何の動物だろう、どこかで見たような気もするが・・・
急登も終わり山頂付近にある青銅の剣を確認し、山頂到着。山頂からは木々の間に景色を見ることが出来るのだろうが、今日は薄ぼんやりとしか見えず山を特定することなど出来そうもない。
山頂から少し戻ったミツバオウレンの群落している場所で昼食小休止とする。
帰路、また面白い白鳥?のオブジェを見つけた。
不動沢のコルまで戻り、鋸山の直下の岩場を行く登山者の姿を確認し、私も時間によっては足を伸ばしたいと思っていた鋸山まで行ってみることにした。
コルからはいかにもキツそうに見えた山頂に至る急登も、木登りのような岩を這い上がるような変化に富んだルートで、あまり疲れは感じさせない。そして、周囲の展望も最高だ。
山頂はコルから丁度40分で到着。狭い山頂だが360°遮るものはないすばらしい展望だ。少し明瞭度に欠けるが目の前の皇海山。その横の日光白根山。
そして男体山もかすみ気味だが、前景の山並みともども見事な景観を見せている。いつまでおても飽きないが10分ほどで下山とする。
途中でツマトリソウを見つける。
コルまで30分ほどで下山。更に皇海橋まで1時間強。展望の良い鋸山まで含めての楽しい山旅だった。
今日の温泉は追貝にある吹割温泉センター龍宮の湯だ。空いているので内湯と露天風呂それぞれ小さな湯だが、のんびりくつろげた。