コースタイム(行動時間6時間50分)
丸川峠分岐駐車場6:40-丸川峠8:20~8:25-大菩薩嶺10:00~10:10-雷岩10:20-賽の河原10:40-大菩薩峠11:05-石丸峠11:30-上日川峠12:30-丸川峠分岐駐車場13:30
丸川峠分岐駐車場 地図
久々の大菩薩への山行だ、前回は1995年だから14年前になる。今日は丸川峠から大菩薩嶺へ登り、石丸峠経由で丸川峠分岐の駐車場まで戻る欲張ったコースとなった。
丸川峠への林道の入口にある駐車場から林道を15分ほど進むと右手に丸川峠への登り口がある。丸川峠までは単調な登りが続くが所々に見られる山ツツジや大きなブナの木などが目を楽しませてくれる。
峠に近づくとなだらかな笹原となり小さな丸川山荘がある。
山荘から大菩薩嶺へ少し登ったあたりにコガネイチゴの清楚な花を見つける。
大菩薩嶺へはおよそ1時間半の道のりだが、山頂近くの北斜面の登山道が凍結して滑り易くなている。踏み固められた雪が凍結したものだが、アイゼンが欲しくなるが持参したものも出さずに時折り足を滑らせながらもそのまま登り切る。途中で出会った下りの登山者はアイゼンが無いと滑ると言いながらきちんと装着していた。
山頂着10:00、駐車場から3時間20分だ。展望はきかないため軽く食事をとりながら小休止のあと稜線を南下。
すぐ雷岩に到着。このピークからの展望はすばらしく正面の富士や南アルプスの景色が見事だ。だだ少し霞がかかっているのが残念だ。今日は天気も良いためこの付近で大勢の登山客が休憩をとっており少々騒々しい。
雷岩から大菩薩峠の稜線はすべて南西側に開けているため気持ち良い稜線散歩ができる。
今日は本来、大菩薩峠から直接上日川峠に下るつもりだったが、予想以上の人出で少し静かな山旅をしたいと思い急遽石丸峠まで足を伸ばし、そこから上日川峠へ下山すことにした。石丸峠からの下山路は静かなもので、途中で出会った人はわずかに2人だけで、のんびり下ることが出来た。
上日川峠からの下りは予想より急な下りが長く続き、誰にも会わない静かな山道だが、長時間歩いた足に少し疲れが来たころようやく駐車場に到着。6時間50分の山旅だった。
帰路は大菩薩の湯が近くにあるが、今日は楽しみにしていたはやぶさ温泉へ行く。この温泉は湧出量が毎分500ℓと豊富で浴槽は内湯と露天の一つづつだが、すべて源泉掛け流しのため気持ちよく入れる。泉質はマイルドでほのかに硫黄臭が漂う温泉は格別だ。是非また訪れてみたい温泉の一つだ。