コースタイム(行動時間5時間15分) 単独
天元台ロープウエイ駅駐車場10:35~10:40-ロプウエイ、リフト-リフト終点11:00-人形石11:58-西吾妻山山頂13:20-若女平下山路分岐13:40-若女平登山口16:00-ロープウエイ駅駐車場16:15
7時半ごろ朝食をとり8時前に宝龍荘を出発。今日は西吾妻だけのピストンだと時間が余るため、まだ行ったことがない裏磐梯の五色沼近辺を散策してみる予定だ。毘沙門沼近くの駐車場に車を停め、まずは毘沙門沼を見学、不思議なほどに輝くブルーが美しい、背後の山は磐梯山か?五色沼自然探勝路は赤沼、深泥沼と続くが毘沙門沼の美しさの印象のまま赤沼に行くと期待はずれでがっかり、草ぼうぼうの中にただの水溜りがある感じの沼、次の沼も同じ印象。もともと中間地点ほどまで行って引き返す予定であったためここらが潮時と早速引き返す。
白布峠へ向かう途中から桧原湖を望む。
ロープウエイ駅の駐車場に車を停めたのが10:30ごろ、登山準備のあと駅に向かうと丁度10:40のロープウエイが出発の時間。早速ロープウエイに乗り込む。標高900mほどの天元台駅からのロープウエイに続き、リフトを3回乗り替え標高1820mの北展望台に到着するが、ここのリフトは時折搬送スピードが落ちるためいつ止まるか気が気でない。一度は完全に止まってしまった。すぐ、安全確認のために止めたとアナウンスがあったがあんな高所で止まったらえらいことだと肝を冷やす。今日は昨日とは打って変わって曇り空でたぶん展望は期待できないが、暑さはまったくなくすごしやすい。逆に少し肌寒いくらいだ。
北展望台からカモシカ展望台を経て西吾妻へ至るのが最短のルートだが、展望台に行っても多分何も見えないはずなので、少し遠回りだが、人形石を経由するルートをとることにした。北展望台から中大巓(ちゅうだいてん)のピークを右手にとりながら巻いて行くと岩のゴロゴロした広い稜線に到着。
ここが人形石だ。特に人形の形をした岩があると思えないが、この稜線に出る少し前からハイマツで覆われただけの稜線なので、まるで北アルプスにでもいるような雰囲気だ。稜線から少し下がった地点に設置された木道が西吾妻へ向かって続いており所々にある池糖が美しい。
途中の大凹(おおくぼ)辺りはワタスゲが群生し高所の湿原の雰囲気で特に美しい。丁度昼を過ぎたのでここでのんびり昼食とする。残念ながら写真抜きがだ、付近の景色を堪能する。
ここから西吾妻山へは緩やかな登りとなり梵天岩を経てほどなく山頂に到着。吾妻連峰の最高峰のこの山頂からの展望はまったくなく残念だが、付近の美しい風景がこのデメリットを打ち消してくれる。記念撮影をし下山とする。
無人の西吾妻小屋を過ぎまもなく若女平から白布温泉へ下る分岐点だ。温泉までの所要時間は3時間10分の長丁場となるので水分補給のあと出発。このルートは入山者が少ないためかルートははっきりしているもののやや荒れた道がづづく。途中2人の子連れの家族を追い抜く。まだ小学生低学年の2人なので、この先の長丁場に少し不安になる。途中一回休憩したあとほどなく若女平の標識を確認、そのまま下山する。県道の橋の脇にある若女平登山到着は丁度16:00、コースタイムより大幅に早く、2時間20分しか経っていない。ここから天元台駅駐車場まで15分の登りだ、来るときは気付かなかったがロープウエイ駅への入口に今日の宿のホテル渓山の古い建屋を確認。駐車場に戻り、すぐホテルへ直行とする。
大きなホテルだが宿泊客はまばら・・・大きな温泉風呂の内湯、露天とも誰もいないためのんびりつかったのはいいが・・・少しさびしすぎた。