8月の熱い最中に混雑することなく軽く歩けそうな場所として選んだのが、元箱根から鷹巣山・浅間山とめぐり、鎌倉古道とよばれる湯坂路を箱根湯元駅まで下るハイキングコース。
本来、桜やモミジで色づく季節に歩くのが良いのでしょうが、今回は初めての場所でもあるため、精進池付近の名所巡りも兼ねながら湯坂路歩きの体験のため歩いてきました。
コースタイム(行動時間5時間40分) 単独
箱根神社入口バス停7:50-お玉ヶ池8:25-歴史館9:25-六道地蔵9:30-二十五菩薩9:45~9:50-湯坂路入口10:25ー鷹巣山10:45-浅間山11:10~11:35-湯坂城跡13:05-箱根湯本駅13:30
小田原駅を7:00に出発し、元箱根港の一つ手前の箱根神社入口バス停に7:50ごろの到着となりました。
このバス停の角の道を入って、興福院の前を通って行くとすぐに杉木立に囲まれた箱根旧街道に入ります。
旧街道を歩き始めるとすぐに権現坂の登りが待ち受けており、ここを登って行きます。
権現坂を登りはじめてすぐに左に折れると、展望が開け芦ノ湖を望むことが出来ました。
対面に見える山は三国山でしょうか外輪山の山々には雲がかかっていましたが、美しい風景を見せてくれました。
旧東海道の車道に出て、左手のお玉ヶ池・精進池の標識に導かれお玉ヶ池遊歩道に入って行くと、ほどなくこのお玉ヶ池に到着します。
本来、この遊歩道は池の南側を通っていく道がついているはずですが、上から見ると道が水没しているようで通行出来ないようでしたので、池の西側に付いている道を進みましたが、途中まだ造成工事中の箇所もありました。
お玉ヶ池の湖畔の道から林道に登ってきた地点が左の写真です。
実は精進池へは、お玉ヶ池から上がって左に進まなければならなかったのですが、頭の中で完全に勘違いをしてしまいここを右に曲がり、写真の奥の方向に進んでしまいました。
先に進んで車道にぶつかり間違いに気付くのに手間取り、結果的に再びこの地点に戻ってきましたが、20分ほどのタイムロスとなりました。
林道を左に曲がり数分で精進池・芦之湯への標識を確認し、ここを右に入ります。
お玉ヶ池遊歩道は国道1号に合流し、すぐ先には石仏群と歴史館の建物が見えてきました。実は、ここは入場無料でもあるため、休憩がてら見学させてもらうつもりでしたが、残念ながら開館時間はAM10:00からということでスルーということになってしまいました。
歴史館の駐車場からは精進池が見えます。
精進池の遊歩道を歩き始めて最初の見学スポットは、国道下のトンネルをくぐりった先にある六道地蔵(六地蔵)と呼ばれる高さ3m余りの地蔵菩薩の坐像です。
向かって左の岩面に「正安二(1300)年」などの文字が刻まれているそうで、これが完成の年と考えられているようです。
六道地蔵見学のあとも、遊歩道沿いには応長地蔵、宝篋印塔(多田満仲の墓)と石仏が続き、大きな岩に彫られた21体の地蔵菩薩がありました。
永仁元年(1293)から順次彫られた魔崖仏群で、国道を挟んだ岩に彫られた3体の地蔵菩薩と合わせて26体(菩薩は25体)になり、「二十五菩薩」と呼ばれているものです。
二十五菩薩のあとは、五輪塔(俗称曽我兄弟・虎御前の墓)を見学して国道沿いを歩き写真の湯坂路の入口に到着。
湯坂路の入口にあった案内板には鷹巣山まで10分と記載されていましたが、とても10分では歩けず、20分ほど掛けて山頂に到着です。
山頂には写真の鷹巣城跡の案内板は有りましたが、鷹巣山山頂の標識は見当たりませんでした。
鷹巣山から小涌谷への分岐点になっている鞍部に下った地点で、今日初めてのハイカーさんを見掛け、挨拶を交わしました。
さすがに炎天下のハイキングはきついので出会う人は少ないですね。
鞍部から再び登り返して15分ほど、鷹巣山からは25分で浅間山に到着です。
最初は山頂は宮ノ下からの登山道が交わる地点の広場かと思って居ましたが、殆んど同じ高さの箱根湯元寄りの頂に浅間山の山頂標識が有りました。
山頂からは駒ヶ岳・神山を望むことが出来ました。
木々の葉が落ちればもう少し展望が得られるのでしょうが、二子山も頭だけしか見えずここは余り展望は期待できないようでした。
浅間山からの下りは緩やかな傾斜の尾根道が続きます。
モミジの木が多かったので紅葉の頃は彩られた木々を愛でながらの歩きができそうです。
浅間山からの下りで途中2度ほど小休止を挟み、1時間40分ほどで国道1号線に出る。
ここからは箱根湯元駅までは10分もかからずに到着となり、ハイキング終了。