衣張山に行く時には、国の史跡に指定されている「名越切通し」も見てみたいと思っていましたので、立ち寄ってみました。また近くの「まんだら堂やぐら群」も見たかったのですが、公開日ではないためフェンス越しに中の様子をうかがうにとどまりました。
この日は澄んだ青空に恵まれ、すばらしい展望を得ることができました。特に、パノラマ台からの展望が最高でした。
2022/1/14(金)単独 行動時間 2時間30分
衣張山登山口 10:55-名越切通し 11:25-まんだら堂やぐら群 11:30-お猿畠の大切岸11:40- パノラマ台11:55~12:25-衣張山 12:00~12:05-杉本観音バス停 13:25
名越切通しに向かって坂を上って、振り返ると富士山が見えた。
丁度、民家が設置したベンチもある展望地になっていて、前のロウバイが富士の絶景を引き立ててくれていました。
衣張山への分岐になっているハイランド住宅地方面への分岐です。
名越切通し・まんだら堂やぐら群はこの先です。
やぐら群への分岐のすぐ先に切通しの最深部に当たる第一切通しがこの付近のようです。
第一切通しを反対側から俯瞰したものです。鎌倉と三浦半島方面を結ぶこの道も明治19年のトンネル道路や同22年の横須賀線の開通で次第にその役目を終えることになったようです。
切通しから戻るときに「まんだら堂やぐら群」を見るために立ち寄りましたが、未公開中のため入れません。
フェンス越しに横穴式のやぐら(納骨窟)が並んでいます。 やぐらの内部には供養のために建立された五輪塔が確認できます。
衣張山へ向かうルートの途中から右手に歩道があり、お猿畠の大切岸と呼ばれる礎石の切り出し場の跡地の見学に向かいます。
高さ10mにもなるこの遺構は鎌倉時代に建物の基礎などのために盛んに切り出されたということですが、見える部分は風化のためか石切り場のイメージではありませんでした。
再びハイキングコースに合流し、展望スポットのパノラマ台に立ち寄りました。
ここからの眺めは最高で、遠く伊豆半島も望め、天城山一帯の山並みも良く見えました。
西側には鎌倉の街並みと由比ガ浜、奥に江の島、そして雄大な富士山から箱根の山々と素晴らしい展望です。
パノラマ台から下ってハイランド住宅方面に向かうと一時的に舗装された道路になります。
ハイランド住宅を右手に見ながら少し進むと可愛らしいお地蔵さんがありました。
稜線横に三等三角点を確認。
衣張山山頂の展望地です。
ここでも、素晴らしい展望を堪能。
衣張山に山頂標識は有りませんでした。
お地蔵さんと古い五輪塔が並んでいます。
本日のゴールは杉本観音バス停です。
山頂から25分ほどでの到着となりました。