富士山の裾野を一周する1泊2日のウオーキング旅の3回目です。今回で富士山の裾野を一周することになります。
前回は御殿場の長尾平バス停で歩きを終えましたので、今回はその長尾平バス停からのウオーキング再開です。
1日目 2020/10/26(月)単独 行動時間 8時間25分 距離 GPSログ記録 26.5Km
長尾平バス停8:35-桜公園うずまき山9:25~9:35-印野の溶岩洞窟入口11:35-たくみの郷12:25~12:50(昼食)-須山浅間神社15:00~15:05-十里木(ペンション)17:00
長尾平バス停から歩き始めて20分、乗馬クラブ「ウエスタンライディングクラブ」の前を通ります。
美しい富士をバックに馬がくつろいでいる風景に癒されます。
桜公園までやってきました。
大規模なローラー滑り台や空中水平回廊などがある大きな公園ですが、公園のうずまき山に登って休憩としました。
この時点ですでに富士山の山頂部に雲がかかり始めましたので、この後が気になりましたが、富士山を綺麗に目にすることが出来たのはこれが最後の機会となってしまいました。
富士山樹空の森までやってきました。
ヘリコプターも展示されバラなどの花も綺麗でしたが、この奥に見えるはずの富士山は完全に雲の中でした。
樹空の森の先に御胎内清宏園(入園料¥200)があり、ここの印野の溶岩隧道(御胎内)を見学するために立ち寄りました。
この溶岩隧道は富士山の噴火で生まれた洞窟で、神社横の入口から右手の出口まで68mの長さがあります。
内部は散発的に照明は有りますが、ヘッドランプ必須です。
隧道内は予想以上に狭く、ザックを背負ったまま入りましたが途中でお腹側に抱えて進まないと通れなくなり、抜け出てくるまでおよそ20分かかりました。
写真は母の肋骨部とネーミングされた箇所で、ここも通って行くのが大変でした。
御胎内清宏園を見学後、樹空の森近くの「そば処たくみの郷」で昼食を済ませ、再びウオーキング開始です。
光真寺を見学した後、歩きを続けていると前方に越前岳(右)と位牌岳(左)の愛鷹の山塊が見え綺麗でした。
国道469号線に入ると、流石に交通量が多く富士の裾野一面に広がるススキと三島方面に確認できる沼津アルプスの山々の風景が美しく、のんびりしたい場所ですが、流石に大型車が通るとヒヤヒヤするような所ですので、少々遠回りですがファミマのある大野路の交差点を右折し須山浅間神社に向かうことにしました。
国道を外れてからはほとんど車が通らない道が続き、須山浅間神社までのんびりと歩くことが出来ました。
この神社が富士山の須山口登山道の起点になっている神社ですが、今はここから登り始める人はいないのではいでしょうか。
本殿の前には見事な御神木が聳えていますが、参道沿いに並ぶスギも見事でした。
舗装道路から須山廃水場の横を通って富士山須山口登山歩道に入ります。
富士山須山口登山歩道は杉林の中なので、この時間になると大分薄暗くなります。
道は細くなったりアップダウンがあったりしますが迷うような箇所はなく忠ちゃん牧場に向かうことが出来ます。
長い登山歩道の歩きを終え、忠ちゃん牧場の横に出て今度は牧場とサファリパークの間の道を登って行きます。
この道はまったく車も通らず辺りも草原にかこまれ静かで気持ち良い道です。
振り返ると箱根の駒ヶ岳・神山と外輪山の金時山・丸岳などの山々が良く見えました。
この後、富士山資料館の横を通り、今日、宿泊する十里木別荘地にあるペンション クリック クラックに到着です。
2日目 2020/10/27(火)単独 行動時間 7時間55分 距離 GPSログ記録 26.5Km
十里木 ペンション8:00-林道大渕線分岐9:35~9:40-国道469号線合流点10:45-村山浅間神社11:50~12:20-13:10~13:55(昼食)-山宮浅間神社15:00~15:05-富士山本宮浅間大社15:25~15:35-富士宮駅15:55
十里木のペンションを出発して一旦国道に出ますが、すぐに林道富士山麓線に入ります。
十里木カントリークラブの入口を過ぎると全く車も通らない静かな気持良い道が続きます。
林道富士山麓線に入ってから1時間20分で林道大渕線の分岐に到着。
分岐にはベンチが設置されています。
地図によるとここから林道をバイパスするような登山道があるはずでしたが、林の中に入っても登山道らしき道は確認できませんでしたので、この先も林道大渕線で下ることにしました。
村山浅間神社に到着です。
社殿の横に道者(富士登拝者)が垢離をとって身を浄めた水垢離場が有りました。
初めて見させていただきましたが、意外と広い場所ですね。
そして、村山浅間神社から1時間ほどかけて山宮浅間神社に着きますが、丁度お昼時だったため、近くの焼きそば屋さんで昼食をとり、この神社に戻ってお参りです。
遥拝所へ続く参道には、浅間大社の御祭神が浅間大社と山宮浅間神社を往復する「山宮御神幸」という神事で神の宿った鉾を休める石が置かれています。
本宮浅間大社にも一つ置かれているそうです。
遥拝所にやってきました。
山宮浅間神社には拝殿・本殿が存在せず、この遥拝所から見える富士山自体を神と考え、山体を遥拝するという古代からの富士山祭祀の形を留めているためということです。
残念ながら今日はその富士の山体は雲の中で、拝むことは出来ませんでした。
富士山裾野ウオーキングの最後はスタートの時に立ち寄ったこの富士山本宮浅間大社にて無事ウオーキングを終えたことの報告と感謝を伝え旅を終えることが出来ました。
この後、富士宮駅で旅の終わりとなりますが、合計6日間のGPSログ記録での歩行総距離164.2Kmにて旅を終えました。