今回は、仁科峠から伊豆山稜線歩道を歩き猫越岳(ねっこだけ)そして三蓋山(みかさやま)までの往復ハイクを楽しんできました。
できれば天城峠から続く伊豆山稜線歩道を猫越岳まで歩いてみたいと思っていましたが、だいぶ無理があるので、天城峠から三蓋山までは改めて計画し、今度は秋の稜線歩道を楽しんでみたいと思います。
コースタイム(行動時間6時間50分) 単独
仁科峠8:30-仁科峠展望台8:40-後藤山9:00-猫越岳展望台9:30~9:40-猫越岳山頂池9:55-猫越岳10:05-猫越峠10:30-つげ峠11:35-三蓋山12:00~12:35-猫越岳14:10-猫越岳展望台14:20~14:40-後藤山15:00-仁科峠展望台15:15-仁科峠15:20
自宅を出る時には霧雨も降っていたので心配したが、仁科峠に着いた時は青空が広がっていました。
今回はすばらしい富士山の展望が得れれる猫越岳への歩きなので、早速支度をすませ展望を期待しつつ出発です。
仁科峠から10分弱で仁科峠の展望台に到着です。
開けた展望台にはナベ岩と呼ばれる大きな岩があり、ここからは360度のパノラマ展望が得られます。
眼下に仁科峠の駐車場の車が確認できます。
残念ながら富士山は右手の大きな雲に隠れているようです。
でも後藤山を過ぎ、出発から丁度1時間で猫越岳の展望台に到着した時点では雲の上に待望の富士山の姿を確認することが出来ました。 ラッキー!
そして、この展望台からは西伊豆の海岸線と駿河湾も確認できました。
猫越岳の手前にある山頂池にやってきました。
想像していた以上に大きな池でした。
設置してある案内板には
猫越火山は60~100万年前の噴火でつくられた火山で、現在よりも高い山だった。猫越岳は浸食された猫越火山のなごりで、山頂付近には溶岩でできたなだらかな斜面が広がる。
猫越岳山頂の池は、かって火口湖といわれていたが、猫越火山の火口はすでに浸食で失われており、溶岩がつくるなだらかな斜面のうえに出来た池とみられる。
という旨の説明がありました。
猫越岳山頂に到着です。
仁科峠から1時間35分でした。
山頂からは展望が得られませんので、山頂の二等三角点を確認し先を目指します。
猫越岳から猫越峠まで下り、山腹をたどる道になると所々に巨大なブナの木を見かけるようになりました。
ルートが山稜の南側に変わってからは平坦で歩きやすい道が続きます。
つげ峠の手前で南側に大きく開けたポイントがあり、南伊豆の深い山並みを望むことが出来ました。
つげ峠です。
つげ峠から25分ほどで今日の目的地の三蓋山に到着です。
仁科峠から3時間半の行程でした。
ただ、ベンチに座って改めて現在地を確認すると、国土地理院の地図で示す1,013mのピークは200mほど先の頂にあるようだったので、念のためその場所に行ってみました。
GPSで国土地理院地図で1,013mの山頂を示すポイントには標識はありませんでしたが、写真の三等三角点が設置されていました。
本来の三蓋山の山頂はこちらのようです。
この後、山頂標識があった元の場所に戻り、軽くお腹を満たし下山としました。
帰りには途中の猫越岳展望台で改めて展望を楽しみ、最後の仁科峠展望台では、朝は見えなかった富士山も一層うつくしい姿を見せてくれました。