今回の山行は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除となったことで早速出かけることにしたものですが、前回の山行からは2ヶ月半ぶりとなり、久々に山に登るという感じでした。
計画では、戸沢から天神尾根で花立山荘を経て塔ノ岳に登り、そのまま表尾根を下り政次郎尾根で戸沢に戻る周回コースを歩くつもりでしたが、塔ノ岳で休憩の際、このまま下山してしまう物足りなさを感じ、急きょ丹沢山まで足を延ばすことにしたものです。
でも、残念なことは持っていたGPSロガーの電池が政次郎尾根を下る辺りで切れてしまって、最後まで記録できなかった点ですが、そもそも電池は満充電状態でしたので通常なら10時間程度は持つはずでしたが、満充電にしたのが2ヶ月ほど前だったために自己放電したのでしょうか、想定外の電池切れで今回のGPSの記録も政次郎尾根の下り付近から戸沢に戻るまでの間の記録は地図上のルートをプロットしたものになってしまっています。いい教訓になりました。
コースタイム (行動時間 合計7時間55分 単独) 2020/05/29
戸沢駐車スペース7:10-大倉尾根天神尾根分岐8:55-花立山荘9:25~9:30-塔ノ岳10:20~10:30-丹沢山11:35~12:05-塔ノ岳13:05-新大日13:40~13:45-政次郎尾根分岐14:05-戸沢駐車スペース15:05
今日の歩きは、この戸沢の駐車スペースが起点です。
初めて利用しますが、河川敷の中に設けられたスペースで、駐車場のように車の置き場を示すラインもありません。
この写真は帰り着いた時のもので、車は10台以上は停まっていましたが、出発時はまだ3台ほどの状況でした。
出発して県立戸沢休憩所の下を通って水無川に架かる写真の小さな鉄の橋を渡り、振返ってみました。
道は尾根筋の登山道に入るまでは判りずらい箇所があり、少し間違えて軌道修正もありましたが、次第に明確な道になりました。
なお、この登山道で道標を見かけることはありませんでした。
ジグザクに刻まれた登山道を1時間近く登ってくると幾分傾斜が緩み、気持ち良く新緑の中を歩く場所もありました。
駐車場から1時間45分で大倉尾根と天神尾根の合流地点に到着です。
天神尾根と違い、金曜日なのにこちらはさすがに登山者が多い。
大倉尾根はトウゴクミツバツツジをあちこちで目にすることが出来るため、時折り足を停めます。
天神尾根と大倉尾根の合流地点から花立山荘で5分ほど休憩した時間を含め、1時間25分で塔ノ岳山頂に到着です。
今日は天気は良いのですが、あいにく富士山の姿は目にすることが出来ませんでした。
でも、北側は右の丹沢山、中央の不動ノ峰、左奥の蛭ヶ岳と連なる山が良く見えていました。
予定ではここから表尾根で下山するつもりだったのですが、まだ時間も早いし、物足りなさもあったので、急きょ丹沢山まで足を延ばすことにしました。
塔ノ岳から丁度30分で日高と竜ヶ馬場の中間の鞍部です。
いつもここから箒沢の白い河原を見ると一度は歩いて見たいと思いますが、ユーシン渓谷への林道が復旧したら是非一度訪れたい。
塔ノ岳から1時間5分で丹沢山到着。
山頂は登山者が数名しかいないので早速ベンチでカップ麺の昼食、そしてコーヒーブレイクとする。
帰路、竜ヶ馬場へ向かう途中では、前方の塔ノ岳の尊仏山荘も確認できます。
丹沢山から塔ノ岳までの帰路はちょうど1時間でした。
上空が黒い雲で覆われ雨の心配も出てきたため、山頂では休憩をとらずに正面に見える大山に向かって表尾根を下ることに。
新大日まで下って、ベンチで5分ほど休憩してから、表尾根を更に下っていくと三ノ塔まで連なるアップダウンの峰々が確認できる。
政次郎尾根の分岐は次のピークの手前のようだ。
うっかりして政次郎尾根の分岐点の写真を取り忘れたが、「戸沢」の道標に導かれ政次郎尾根に入る。
写真は下り始めて10分近くの地点で撮影したものですが、木々の緑の中を気持ちよく下れるものでした。
でもこの後、杉やヒノキの林の中に刻まれた急な斜面の下りとなり、一気に高度を下げることになります。 また、途中で雨も降りだしましたが、雨具を出すほどでもなく、分岐から丁度1時間で駐車スペースに到着となりました。