丹沢の三ノ塔から派生している三ノ塔尾根は表丹沢の全体を俯瞰できる渋沢丘陵から眺めると、その長い尾根の連なりが気になり、ぜひ一度歩いて見たいと思っていたので、今回大倉からこの三ノ塔尾根を登ることにしたものです。
下山は二ノ塔尾根で葛葉ノ泉に降り、菩提からバスで渋沢に戻るルートとしました。
当日は、平日のため余り人には出合わないのかと思っていましたが、意外にも時々登山者を見掛けましたので、土日であればこのコースも結構登る人が多いのかもしれません。
コースタイム
2019/5/24(行動時間6時間50分)単独
大倉7:05-牛首8:35-三ノ塔10:35~10:45-二ノ塔11:05~11:15-葛葉ノ泉12:40~13:10-菩提バス停13:55
写真は渋沢丘陵側から表丹沢の風景を撮影したものですが、今回登る三ノ塔尾根は三ノ塔から大倉の水無川の川岸までの長い直線的な稜線で、途中の牛首と呼ばれる鞍部付近がちょうど、尾根の中間点に当たります。
渋沢駅を始発の6時48分のバスで大倉に向かい、7時5分に大倉を出発です。
大倉から風の吊橋を渡って三ノ塔尾根に向かいますが、前方に目指す三ノ塔と、二ノ塔の頂が確認できました。
山岳スポーツセンターの建物の前を通って道標に導かれ、林道を登って行きますが、途中林道をバイパスするような登山道もあるので、できるだけ登山道を使って登って行ったら、途中で登山道が消え少し山の斜面を直登することもあり戸惑ったが、大倉を出発してから35分ほどで林道から登山道に入る写真の登山道があり、この付近から尾根上に付けられた登山道になる。
ここには道標は有りませんでした。
尾根上の登山道を歩くようになってからは杉木立の中をひたすら登って行きますが、新しくできたと思われるものを含め、地図にない林道を頻繁に横切ります。
そして登り始めて1時間半で表丹沢林道が通る牛首の鞍部に到着。
ここにゲートがあり、その横から再び登山道に入ります。
尾根の上部の急な登山道には階段が敷設されたところもあり、また1か所ロープが設置してあった場所もありました。
三ノ塔山頂には大倉から3時間半での到着となりました。
ここには真新しい休憩舎があります。
この三ノ塔からは塔ノ岳に続く表尾根の様子を見渡すことが出来ます。
また、右手には竜ヶ馬場と丹沢山の頂も確認できます。
大倉尾根の向うには富士山が姿を見せてくれています。
実はこの山頂には山座同定盤があり、富士山の手前の檜岳や、大倉尾根の奥にある栗ノ木洞といったマイナーな山も載っていました。
三ノ塔からは二ノ塔に向かいます。
奥には大山も見えます。
二ノ塔山頂はほとんど展望は得られませんが、山頂のベンチに座り近くで咲くトウゴクミツバツツジを眺めながらのんびり休憩。
二ノ塔尾根を10分ほど下ると、展望が開け隣の三ノ塔尾根の様子を確認することが出来ます。
二ノ塔の山頂から1時間25分で葛葉ノ泉に下山です。
この湧水も水汲みに訪れる人が多く、ここで休憩中にも次々に人が訪れていました。
このあと、菩提バス停まで45分の車道歩きでした。